2016年02月28日

根室:銘酒の故郷(2016.02.13)

少し時日が経過したが…それでも根室を何となく思い出す…

根室は、複雑に坂道が絡み合っているような地形だ。地図で視れば、概ね碁盤の目のように東西の通と南北の通が拡がっているのだが、歩き回ってみると、坂道の高低差の故に「地図から受ける感じ」と少し趣が異なる…それがなかなかに面白い!!

↓「坂道の脇の均した地面」と判る箇所に、なかなかに趣深い建物が見受けられた…
Nemuro in morning on FEB 13, 2016 (5)
↑木造と煉瓦造の建物を組合わせたような、少し独特な建築である…手前側の木造部分は、北海道内では広く視掛けるような型だ…

煉瓦造の建物に「氷碓」と在るが…これは昭和20年代位までに見受けられたような「右から左に横書き」というモノで、“碓氷”(うすい)であろう…

↓この角度であれば、「坂道の脇の均した地面に建物」というのがよく判る…
Nemuro in morning on FEB 13, 2016 (6)

“碓氷”…これは根室では古い歴史を有する企業で、現在では酒造場を営むことで知られている…

↓少し進むと、その“酒造”の方の建物も見える…
Nemuro in morning on FEB 13, 2016 (7)
↑こちらも煉瓦造の建物と…多分「木造モルタル」と思われる建物を組合わせた様式だ…

↓彼らが醸す清酒<北の勝>は、ここで手掛けているのだろうか?なかなかに奥行きの在る建物だ…
Nemuro in morning on FEB 13, 2016 (8)
↑同社では、特段に製造を行う蔵の見学等は実施していないそうだ…

根室の歴史を紐解くと、戦時下に空襲を受け、当時の市街の8割程度の区域で被害を受けてしまったのだという…

↓そんな歴史を想うと、こうやって古風な倉庫風な建物が連なるこの辺りは、なかなかに貴重なのかもしれない…
Nemuro in morning on FEB 13, 2016 (9)
↑坂の上が「東寄り」であったか?仄かに暁の色が滲むのだが、劇的な空を視るには、やや雲が多目な天候であった…

この坂道…「時季としては温かい」感じであったとは言え…雪や氷で多少は足下が悪かった…何か、もう少し歩き易そうな時季に改めて訪ねてみたいような気分だ…
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2016年02月22日

根室:リンドバーグが足跡を…(2016.02.13)

根室の街を少し散策してみた…

根室駅や官公署の並ぶ辺りが小高い場所に在り、海岸部の低い側へ路が延び、何か「坂道が複雑に組合わさっている」感じがする…

何となく登ったり、下りたりということをしながら、街の様子を視ていた…

坂道の歩道側が、何か塀のようになっている場所が見受けられた。恐らく、建物を建てる際に坂道の脇を均し、脇の方に塀でも設けたのであろう…

↓そういう塀に何やら画が描かれているのだが…一寸気になるモノが…
Nemuro in morning on FEB 13, 2016 (17)
↑「出発地 ワシントン」?「ロッキード シリウス号」と水上飛行機の画?これは何か、と様子を更に見る…

↓「世界初北太平洋横断」と在る…
Nemuro in morning on FEB 13, 2016 (18)
↑「最終地 漢口」と在るが…“根室”が赤字に!!

これは、かのチャールズ・リンドバーグ(1902-1974)の事績の一つを伝えるものである。

リンドバーグは、1927年に「大西洋単独無着陸飛行」に成功しているが、その後の1931年に北太平洋航路調査のため、米国東海岸からカナダ、アラスカ州を経て中国までロッキードの水上機シリウス号で飛行した。リンドバーグは妻のアンと共にシリウス号で太平洋を越え、国後島、根室に立寄り、霞ヶ浦、大阪、福岡を経て中国に至っている…

結局、北米と東アジアとを結ぶ航空路として、最短距離は“北廻り”なのであろう…

それにしても…世界史に名前を残している人物の足跡が根室に!!一寸面白い!!
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2016年02月19日

根室:<エスカロップ>(2016.02.12)

他所の地域を訪ねて、訪ねた地域で「あそこは○○が美味い!」という話しは多々在る訳だが…個人的には、それに然程重きは置いていない…精力的に動き回り、動き回ることに夢中になった挙句に「一寸…草臥れた…」と食事は「何でも構わないか…」ということに陥ってしまう頻度が高いからなのだが…

根室を訪ねるに際し…「そう言えば、必死に動いて遠い根室に、暗くならない間に到着しようとしていて、ゆっくりと食事らしい食事も摂っていないな…」という按配で根室に到着し、早めな夕食を意識した…そんな時に<エスカロップ>という名を思い出した…

<エスカロップ>…根室では普及していて、根室の人達の間では「洋食系の馴染み深い料理」ということになっているらしいのだが…他地域では、全然知られていない…私自身、何処かの方から名前を聞いた記憶が在る程度で、頂いたことなどなかった…

根室は、根室駅や官公庁等が在る辺りが一寸高台になっていて、海岸部との間に坂道が入り組んでいて、そこに市街が形成されている。根室駅寄りな宿から、官公庁が並ぶ辺りに出て、海側への坂道を下りて行くと飲食店等が色々と視られる…

↓こういう様子の、なかなかに雰囲気が好い店に入った…
Nemuro on FEB 12, 2016 (7)
↑迷わずに<エスカロップ>を頼んだ…

<エスカロップ>が出来て出て来るまでの間…テーブルのメニューの脇に在った、<エスカロップ>の来歴を綴ったモノを眼に留め、それをじっくりと読んだ…

1963年頃、根室市内の飲食店で「独自の新メニューの創作」という意図も込めて、横浜の料理人を招聘した。その方が中心になって<エスカロップ>というメニューが登場した…

その店は数年後に畳んでしまうのだが、その店で勤めた経過の在る方達が飲食店を起こした。その“元祖”の<エスカロップ>を知る方達が起こした店は、現在2軒在るという。その2軒から、<エスカロップ>は根室市内で拡がり始め、1970年代後半辺りからは「根室市内の定番」となった…他方、他所の地域に普及するでもなかった。<エスカロップ>は、根室で「狭く深く浸透」ということになったのだ…

訪ねてみた雰囲気が好い店は、その“元祖”の<エスカロップ>を知る方達が起こした2軒の中の1軒だった。言わば、“発祥”とも言える店であった…

↓そういう来歴を知り、期待が膨らんだところで「お待たせしました!」と<エスカロップ>が登場した!!
at Nemuro on FEB 12, 2016 (2)

炒めたライスの上にポークカツが乗り、デミグラスソース、そしてサラダが添えられている…野暮ったい表現かもしれないが、「洋食の流儀のカツ丼」という具合だ…

↓丁寧に柔らかく仕上げたカツと、デミグラスソース、加えて炒めたライスという組み合わせが絶妙だ!!美味い!!
at Nemuro on FEB 12, 2016 (1)

こういう料理…何処の地域でも出来そうな代物ではあるのだが…どうした訳か、根室で考案されて拡がったというだけで、他所では見受けられない…こんな「狭く深く浸透」というのが面白い。或いは「真の御当地グルメ」というモノなのかもしれない…

実を言うと…根室を離れる辺りで既に…「あれは好かった…また何時か…」と<エスカロップ>を懐かしく思っていたりする…
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2016年02月18日

根室:納沙布岬から歯舞群島を望む(2016.02.13)

稚内の市街北側に在るのがノシャップ岬…カタカナ表記を視る場合が圧倒的に多いが、漢字は「野寒布岬」と書く…

根室の市街東側に在るのが納沙布岬…この「納沙布」は「のさっぷ」と読む…

稚内のノシャップ岬も、根室の納沙布岬も、「岬の傍」という意味のアイヌ語「ノッ・シャム」が語源らしい。アイヌ語の「ノッ・シャム」は、寧ろ「岬の傍に在る集落」を指し示すようだが、これを語源とした呼称が岬の名の由来になっている…

稚内のノシャップ岬は、数え切れない程の回数、立寄ったり通過したりしているのだが…根室の納沙布岬…「人生初訪問」で訪ねることが出来た!

根室の街の中…根室市役所辺りから、半島の太平洋を望むような道を進み、旧歯舞村の辺りに差し掛かる。そして納沙布岬の辺りに至るが、バスでゆったり進んで二十数分という具合だった…

↓「島が見える!」と言われて…岬に立った…「流氷??」と思った…
Nosappu, Nemuro on FEB 13, 2016 vol03 (7)
↑この辺りは、霧が掛かる場合も多く、島が見えるのはなかなかに幸運だということだった。「流氷??」と思ったが、平らな陸地に積雪が在って、丁度「氷が浮かんでいる」ように見えた訳だ…

↓足下に、納沙布岬と歯舞群島等との位置関係が判るような図が示してある…
Nosappu, Nemuro on FEB 13, 2016 vol01 (1)

↓この「納沙布岬」の標柱の向こうに見える島の感じ…ここは積雪の部分ではない部分が見えて、少し「島らしい」感じだ。
Nosappu, Nemuro on FEB 13, 2016 vol01 (17)
↑見えるのは、歯舞群島の一つである水晶島だ…

↓少し角度を変えて視ると、積雪が多い部分で流氷のように見える…
Nosappu, Nemuro on FEB 13, 2016 vol01 (16)

↓この画…人に見せると「流氷?」と尋ねられた…流氷ではなく、水晶島の陸地である…
Nosappu, Nemuro on FEB 13, 2016 vol01 (15)

↓これは<架け橋>というオブジェ…北方四島の問題の解決を願うモノである…
Nosappu, Nemuro on FEB 13, 2016 vol03 (11)

↓眼を転じると灯台も見えた…
Nosappu, Nemuro on FEB 13, 2016 vol01 (10)

この納沙布岬訪問…歯舞群島の「近さ」に衝撃を受けた…
posted by Charlie at 17:48| Comment(0) | HDR/根室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする