2014年01月24日

長崎:街を行く301(2013.12.15)

“長崎”と聞けば、色々と思い浮かぶが、私は「あの年季が入った路面電車が街を行き交っている様子」をぼんやりと思い浮かべる…

↓その「“長崎”と聞けば思い浮かべるような光景」というのが、こういった感じのものである…
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↑イラスト調に纏めてみた…正しく「画のように思い浮かべる光景」なのである…

これから先、何度こういう様子を想い起こすことになるだろう…何度でも視に出掛けたい光景だ…
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2013年03月12日

長崎の路面電車:長崎駅前の“3003”(2012.12.20)(FotoSketcher)

「長崎駅周辺に到着し、長崎駅から出発」という型で長崎に立ち寄れば、「路面電車に迎えられ、路面電車に見送られる」という経験をすることになる。迎えられる場面では、「この街では路面電車が随分と頑張っているようだ…よろしく…」という軽い驚きを覚えたのだが、長崎滞在の中で路面電車を随分と利用し、見送られる場面になると「相変わらず路面電車は頑張っている…御世話になった…ありがとう!!きっと、また何時か会いに来る!!」と“別れ”が惜しくなる…

長崎ではかなり交通量も多い道路の真ん中に電車の併用軌道が敷設されているが、「半ば専用」のように確り囲われていて「車による電車の妨げ」を最小限に抑えている。そして、歩道橋が「駅の跨線橋」のような具合になっている箇所も目に付く。長崎駅前もそうした歩道橋が「駅の跨線橋」のような具合になっている箇所の一つである。長崎駅から佐賀方面への列車が発つ前の時間、暫しこの歩道橋で路面電車を眺めて“別れ”を惜しんだ…

「古色蒼然」と言いたくなる様な車輌がかなり頑張っている長崎の路面電車も、「時代の要請」を容れて新型車輌を導入している。その1つである“3003”を視掛けた…

↓長崎駅前に停車中の様子…“水彩画”風に纏めてみた…
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↑この後に長崎駅から乗り込んだ列車では、学校から引揚げているところと見受けられる高校生の一団を随分視掛けたのだったが、そんな午後の時間帯である。冬の陽は傾くのが早めで、光線はかなり斜めになっている。併用軌道が敷設されている部分は、石畳風であり、こうして眺めると存外に美しい…

“3003”は<3000型>と呼ばれる車輌の一つである。2003年から製造され、2004年から長崎で運行を始めている。<3000型>は3輌が活躍中だ…

<3000型>
本格的なバリアフリー対応を意図した“超低床電車”である。“超低床電車”の国産を目指した“リトルダンサー”シリーズの一つである。「積み重ねられた鉄道車輌製造の技術を活かして…」ということで取組まれた“リトルダンサー”シリーズだが、メーカー側はこの<3000型>の完成で、開発と製造に自信を高めたらしく、“究極”を意味する“ultimate”から取って「リトルダンサー Uタイプ」とこれを命名しているという…3つの車体を連接する方式で、客室の100%低床化が達成されている…

この<3000型>の成功を受け、更に洗練度を高めたものが、この後に登場する現時点では長崎で最新の<5000型>ということになる。

歩道橋の上からこの車輌を眺めると…“超低床電車”では、床下に機器を装着し難いことから、小型化した各種機器を屋根に据え付けるということをしているそうだが、そうした様子がよく判る…

この“超低床電車”というものだが…「A停留所からB停留所」という具合に乗車した場合…「よっこいしょ…」と“上る”という「乗り物に乗る動作」が不要であることから、車内で立っている分には「乗り物で動いている」というよりも「空港等に見受けられる“動く歩道”で運ばれている」という状態に近いと感じることさえある。なるほど、これであれば「老若男女、誰にでも“優しい”街の足」となる訳である…

長崎では、この種の車輌は未だ然程多くはないようだが…何れ数が増えるのであろう…
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2013年02月20日

長崎の路面電車:“201”と“5001”(2012.12.19)(FotoSketcher)

新旧様々な車輛が同じ軌道を、何ら特別なことが在るでもない、非常にさりげない様子で行き交っていることが、「路面電車の面白さ」の一つであるように思う。

“運行100年”というような事業者も見受けられるように、「路面電車を走らせる」という基本的技術は、既に“伝統的”な“確立された”ものである。複雑過ぎたり、繊細過ぎる訳でもない。だから年月が相当に経った車輛でも利用可能だ。また、“100km”というような次元の距離を行き交う列車の車輛と異なり、運行区域内の「端から端」で10km前後、或いはそれ以下というような軌道を行き交っている車輛なので、「軌道を往来する車輛」(=鉄道車輛)としては相対的に車輛のメカや素材に過重な負担が掛かり悪いのかもしれない。更に言えば、関係者の皆さんが整備の努力を永く受け継がれているということも忘れるべきではないであろう…

そうした路面電車の“面白さ”が強く感じられる場所…長崎である。長崎は、街を動き回る際の移動手段として、“路面電車”が真っ先に挙げられるような土地柄で、色々なタイプの車輛が視られる街だ…

↓グラバー園を訪ねようとした際に出くわした光景である…
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↑左の“201”、右の“5001”…「同じ事業者の車輛なのか?!」とも思う程、「全然異なる時代に登場した」ことが一目瞭然な感である…

“201”の方は、「懐かしい風景」というようなテーマの、街の風景を撮ったやや色褪せた写真に登場する路面電車の車輛がそのまま残っているかのようである…他方の“5001”は、如何にも「新型登場!!」と極々近年に紹介されたモノのように見える…

↓“201”と“5001”に関して、少し調べてみた…

<200型(201型・202型)>
1950年に登場した車輛。当初は“トロリーポール”の集電装置を備えていたという。1969年にワンマン運行向け改装が施され、1980年代以降には方向幕の改良や冷房設置等も行われているという。奇数番号は日立製作所製造、偶数番号は日本車両製造である。日立製作所製は頭文字の「ヒ」(“ひとつ”)に通じるから201形、日本車両製は頭文字の「ニ」に通じるから202形としたのだという。

<5000型>
2011年に登場した車輛。最新型の「超低床車」である。3つの部分が連結された構造で、前後の“A”、“B”に台車を備え、中間の“C”が「フローティング」となっている構造。延長16.3mというが、「乗降スペースからはみ出しそうな感じで停車」している様を視ても、他の電車よりも長いことは明らかだ。因みに、上記の200型は11mであるという。

“201”は、登場してから「60年以上」である!!“5001”は未だ運行が始まったばかりだ…この両者が「何ら特別なことが在るでもない、非常にさりげない様子」で並んでいるのだが…恐らくは、長崎で「普通にルーティンを組んで運行に充てられている車輛」(長崎には、特別な催しに際して使用される、更に旧いモノも在る…)としては、最も旧いモノ(=“201”)と最も新しいモノ(=“5001”)とが並んだことになると思う。

この様を停留所で見掛けた時には「見事な新旧対比だ!!」と少し驚いたが、旧い方の“201”が登場してから「60年以上」とまでは思わなかった。

“60年”と言えば…“201”と同年に生まれた人であれば、成人して仕事に就いて、永く活躍して、「御苦労様でした」と一線を退くに至るような年月である…“201”が登場した1950年頃は、長崎が戦後の殊更に困難な状況から抜け出して、やがて訪れる高度成長に向かって行こうとしているような時期に相当すると思う。そう思うと、“201”は「長崎の戦後を見詰めながら街を往来していた」という存在ということになる…

“5001”は、「停留所で段差無く乗降可能」ということで「誰でも安心して安全に乗降可能」な“超低床電車”を国産化―欧州諸国で盛んに導入されていたことから、「日本初登場!」の頃は欧州の車輛のライセンス生産方式であったという…―しようとして登場し、各地で活躍している「リトルダンサー」―“little dancer”(小さな踊り子)だが、「リトル(小さな)段差」という洒落にもなっているらしい…―というシリーズの一つである。長崎では“5001”が登場した後、同型の“5002”も登場している。

“5001”が、隣りの“201”のように「初登場から数十年」というようなことになる頃…どのような新しい車輛が登場していることだろうか?そんなことを思うと、路面電車は「時空を超える!!」存在のように見えてくる…
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2012年12月29日

長崎の路面電車(2012.12.19)(FotoSketcher)

長崎を訪ね、着いてから立ち去るまで、随分付き合ったのが路面電車である…

↓「標準的な塗装」であるという「クリーム色と緑」の電車だが、この些か古めかしいタイプにはよく似合う…
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電車を運行する“長崎電気軌道”は“広告”にも熱心で、車体を大胆に塗装する全面広告に関しては「全国の草分け」的存在らしい…それでも、“景観”に配慮して、屋外広告に関する基準や規制に鑑みて慎重に審査した上で“広告塗装”を施していて、しかも「全車両の4割程度」に抑えるようにしているのだと聞く…

ということで、些か古めかしい車輌に似合う「クリーム色と緑」の電車は視掛ける機会も多い…

↓この色合いと型は大胆なタッチの“イラスト風”が妙に似合う…
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posted by Charlie at 00:17| Comment(0) | FotoSketcher/長崎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする