↓これが視たかった!

↑かの伊能忠敬が住んだという家である…
伊能忠敬は、江戸時代の19世紀初めに、各地の測量を実施して立派な地図を製作することに功績が在った人物だ。自身の興味と志に則って、そういう研究や仕事に携わったのは「一線を退いた」というような形になった50歳以降のことで、それまでは佐原で「商家の主」であった。婿養子として佐原の伊能家に入り、醸造、貸金、舟運というような事業に取組み、他方に現在で言うと村長に相当するような役目を負って、地域の自治に寄与する活動にも携わっていた。
その伊能忠敬が婿養子に入ってからの30年間余りに亘って住んでいたという建物が現在に伝わっているのだ…
↓辺りは、伊能忠敬が存命であった19世紀初め頃にも在ったかもしれないような建物が林立する町並みが見受けられる…

↓佐原は、江戸時代には盛んに舟運が行われていたという地域で、水路に沿って旧い建物が並んでいる…

↓何やら酷く趣深い建物も多く在った…

「辺りの建物が建築工事中で在った様子を殆ど視た…」というような、「本当に新しく起こった住宅街」で幼少期を過ごし、「或る時代の人々が発した声音や物音が聞こえて来そうな旧い街並み」というようなモノに強い憧憬のようなモノを有したままに長じてしまったと思っている自身だが…この佐原の町並みは好かった!
非常に好かったのだが、伊能忠敬の事績等を伝える資料館等は、最近の「事情」の故に休館を余儀なくされていた…それでも、かの伊能忠敬が「生きた時代の片鱗」が感じられる町並みを散策する機会が設けられたことは嬉しかった…欲を言えば…もう少々、歩き易い天候であれば更に善かったと思うが…
冷たい雨に酷く濡れ、多少弱ってしまったが、「再会を期す!」という念を抱いて佐原駅へ向かったのだった…
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