↓酷く巨大でもないのだが、重厚な感じがする古くからの建物だ…

↑これがGUM百貨店である。「GUM百貨店」と日本語では呼び習わすが、ロシア語の「ГУМ」(GUM)という表現自体が「国営百貨店」の略称である…
↓スヴェトランスカヤ通の反対側からこの建物を眺めていた…

ソ連時代に「ГУМ」(GUM)という名になって、現在はファッション系の小売業がテナントに入っている感じであるようで、他所の入ってみたい店で買物はしたが、ここにはとりあえず入らなかった…在るか否かも判らないが、機会が在れば是非寄ってはみたいが…
ソ連時代に「ГУМ」(GUM)という名になる以前、ここは「クンスト&アルバース」という店だったという。ドイツからやって来た交易商が起こした会社が在って、各種の小売り、卸売りの事業を展開していたということで、その会社が20世紀初頭に建てたのがこの建物であるようだ。「クンスト&アルバース」と言えば、かのエレオノラ・プレイが、会社を営んでいた後に領事館に勤めた夫が逝去した後に勤務した経過が在るようだ。そして1930年にこの店がこれまでどおりに運営出来なくなって閉鎖となり、それを契機にエレオノラ・プレイは永く住んだウラジオストクを去っている…
こういう、旧く豪華な建物が「無造作…」とばかりに、辺りで見受けられる街というのは面白い…
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