そして入ったのは、「1923年創業」を謳う、建物の地下に入っているロシア料理のレストランだった…
方々からの来訪者を多く迎えているウラジオストクに在って、店はウラジオストク駅と<中央広場>との間というような位置に在り、「ロシアの街の老舗でロシア料理」と外国人の来店も多いと見受けられる。英語や写真が色々と入ったメニュー表が備えられていた…
そういうメニュー表を何となく眺めて…「“ロシア料理”ということでコレが!しかも“老舗”というから…きっと美味い筈…」と考えて頼んだメニューが在る…
↓コレだ!

↑ロシア語で、「スープを頂く」ことは「飲む」ではなく「食べる」である。その「食べるスープ」という表現が似合う一皿…“サリャンカ”である。
“サリャンカ”は、肉や野菜、殊にピクルスが入り、色々な調味料が入って少し濃い味がする…酸味、辛味、塩気と様々な味が混然となっていて、具材の肉や野菜を「ドンドン食べる」という感じになる…この店では「肉の“サリャンカ”」と「魚の“サリャンカ”」とが在ったが、私は「肉」を選んだのだった…
“サリャンカ”は、18世紀頃からロシアの貴族達の間で「ウクライナ由来の料理」が流行り始めた中で拡がったと考えられている料理らしい…「18世紀頃から」ということで、「比較的新しい」というように言われているようだ…
所謂「ロシア料理」と呼ばれる様々なモノの中…「殊更に美味いモノ」の一つとして「覚えておくべきモノ」ではないかと、私自身は考えている…と言っても、日本国内の所謂「ロシア料理の店」というような場所では「圧倒的な知名度」の故に「“ボルシチ”ばかりが売れる」というのも見受けられるらしいが…それはそれとして、“サリャンカ”は美味い!!
ここでは、脇に添えられたサワークリームを「少し多い?」とも思える程度に入れて、ガツガツと頂いた…たった一回頂いたに過ぎないのだが…何となく「忘れ難い味」という感だ…
【関連する記事】
- ロシア製のネクタイ(2018.04.14)
- 搭乗待合に在るカフェで求めた珈琲:ウラジオストク空港(2018.04.16)
- “アムールヒョウ”のグラフィティー:ウラジオストク(2018.04.15)
- ウラジオストク:GUM百貨店(ГУМ)の建物(2018.04.14)
- A.S.プーシキン像:ウラジオストク(2018.04.14)
- 新旧の海軍艦艇が視える海岸:ウラジオストク(2018.04.15)
- “オリヴィエ・サラダ”(Салат Оливье)=「ロシア風サラダ」とも言われ..
- ヤコヴ・ラザレヴィチ・セミョーノフ(Яков Лазаревич СЕМЕНОВ..
- ウラジオストク都心部の案内標識(2018.04.15)
- 朝の<中央広場>:ウラジオストク (2018.04.15)
- <生神女昇天寺院>(2018.04.14)
- <ポクロフスキー司教座聖堂>(2018.04.15)
- エレオノラ・プレイの像(2018.04.14)
- 霧の下の街…:ウラジオストク空港周辺(2018.04.16)
- ウラジオストク市章(2018.04.14)
- 霧の立ち込むウラジオストク空港の早朝(2018.04.16)
- 蒸気機関車 <Еа3306>:早朝のウラジオストク駅にて… (2018.04.1..
- <Золотая Бочка>(ザラタヤ ボチカ)=ロシアのビール (2018...
- 「ロシア柔道の祖」の記念碑:ウラジオストク(2018.04.15)
- <アルセーニエフ記念沿海地方総合博物館>の建物:日没後の風情(2018.04.1..