2017年03月01日

名付けて『JAPAN DAY』―ユジノサハリンスクの<ルースキー・テーレム>(РУССКИЙ ТЕРЕМ)公演より…

世界中の色々な場所で、様々なジャンルの音楽に用いられる、各々に様々な起源を有するような、新旧様々な多種多様な楽器を持寄った“セッション”という音楽演奏が見受けられるのだと思うが…

↓こういう“セッション”は如何であろうか?
Evening at Wakkanai on MAR 01, 2017 (27)
↑右は日本の伝統音楽である雅楽に用いられる笛であり、左はロシアでポピュラーな“バヤン”と呼ばれるアコーディオンの一種である…

笛を奏でるのは稚内の北門神社の山本宮司…バヤンを奏でるのは、サハリンのユジノサハリンスクからやって来た<ルースキー・テーレム>のリーダーであるアンドレイ・メリニチェンコさんである…

色々と在る日本の伝統音楽の中、雅楽は「最も古い伝統を受継いでいる」側面も在ると見受けられる。その雅楽の楽器と、ロシアの楽器で「ロシア発祥で、日ロ両国で馴染みなメロディー」を奏でたのだ!!

彼らが演奏したのは『モスクワ郊外の夕べ』と『灯火』だった…前者では、笛の主旋律にバヤンが合わせるような感…後者はバヤンがリードして笛が合わせる感…極々短い準備期間ながら、息の合った演奏を披露してくれた。「八百万の神々」が密かに鎮座しているような海や山間を巡り、天地を突き抜けるような笛の音と、広大な大地の鳴動、草原や森のざわめきを思わせる“バヤン”の音…何れも微妙な哀愁感も在るように思うのだが、発展した時代や経過、その起源も異なる楽器が組み合わさると、不思議なエネルギーが生まれる…

こういう演奏を聴く機会が得られただけでも、素晴らしい経験だったと思うのだが、これは稚内で市内の<稚内副港市場>を会場に開催中である<ルースキー・テーレム>の公演での一コマだ…昨年、「1日限定」で催して好評だったということで、今年もやることになったのだが…<テーレム>のメンバーが着物を着て、日本の歌等から成る“限定プログラム”で1回だけやるという催しだ…

昨年は観なかったので、「今年は!」と思い立ち、「積雪期間のプラス気温や雨交じり」の結果として「ややこしい感じ」になっている道路状態な中、会場へ足を運んだ…

↓稚内の子ども達と一緒に『うれしいひなまつり』を歌うオープニングから始まった…
Evening at Wakkanai on MAR 01, 2017 (2)
↑登壇する子ども達の家族等も在ったのであろうが、場内はやや息詰まる程の人出で、会場の上のバルコニー状の場所や、そこへ続く階段にも人が溢れていた…

↓6名の女性メンバーは艶やかだった…
Evening at Wakkanai on MAR 01, 2017 (79)
↑他方…「パープル・ディアーナ! レッド・イリーナ! ブルー・ワレーリヤ! イエロー・ペラゲイヤ! グリーン・リュドミーラ! ピンク・ポリーナ!」と…“スーパー戦隊”のようだ等と不埒なことも思わないでもなかったが…

↓稚内では一寸御馴染みの、ワレーリヤさんのタンバリンが登場したのは、最後の方の『カチューシャ』だけだった…
Evening at Wakkanai on MAR 01, 2017 (70)

↓「“結婚式のお父さん”みたいですが…」と登場して、場内の笑いを誘った司会のレオニード・ミロノフさん…実は大変に歌が得意で、特別にギターを弾きながら『ふるさと』を披露してくれた…
Evening at Wakkanai on MAR 01, 2017 (22)

「日本の着物姿でステージに立つ」というようなことは、<テーレム>のメンバーにとっても「少し特別…」な訳で、出番を離れているメンバーが、ステージ上のメンバーを脇から写真に収めていたような場面も視られた…そして場内でも、様子を写真や動画に収めようとしている人が普段より多かったように見えた…

ロシアからやって来た演者達は、日本の文物に興味と敬意を表し、他方で日本の稚内の観衆は、ロシアからやって来た演者の音楽や踊りを愉しんで拍手喝采を贈る…実に好い“文化交流”というものであろう…

>>3月1日の『JAPAN DAY』の模様のアルバム(写真80点)
posted by Charlie at 23:23| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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