宿には“周辺地図”のようなモノが用意されていて、それを視ながら話したのだったが、西鉄二日市駅はやや距離が在るものの、その手前に相当する各駅停車の普通列車が発着している駅は「JRの二日市駅辺りから3分かそれ位…」ということだった。
少し暗くなってしまっていたが…「明早朝に西鉄の列車を利用して、太宰府天満宮を訪ねてみようか…」と思い付いたので、駅の場所を確かめようと思い立った…
↓これがその、JR二日市駅辺りから歩いて3分というような感じで着いてしまう西鉄の駅だ…

↑「紫」の漢字が1文字…確か女性の名前で、この1文字で「ゆかり」と読ませる例が在った筈で、何か独特な読み方でも在るものかと思った。太宰府に近いこの辺りは、古代からの永い歴史も積み重ねられているので「想像もしないような読み方」でも在るのかと思ったのだが…実にストレートに「むらさき」なのだ…
この駅は踏切を挟んで、各方向のホームに通じる駅舎が建てられている“双胴型”と呼ばれる構造になっている。画で視えている側は、西鉄二日市駅の方向へ進む列車が発着するホームに通じている…狭いながらも、存外な台数の自転車を置くことが出来る駐輪施設も設置されている…
こういう様子を視て、少し笑いが込み上げた…「紫」の漢字が1文字で「むらさき」と読み、「Murasaki Sta.」とアルファベットも記されているのだが…電光の色もパープル(=紫)なのだ…
↓翌早朝…ICカード乗車券に対応の改札口だったので、手持ちの<ICOCA>で改札を通ってホームに入った…

↑駅名表示のバックに紫色が使われている…恐らく、西鉄の数在る駅でもここだけであろう…
↓左右が非対称な、少し個性的な形状の車輛…西鉄の駅や沿線で多く見掛ける型のモノ…静かに現れたこの列車で、西鉄二日市駅に出て、太宰府行に乗換えた…

この紫駅は「筑紫野市紫」という住所に所在している。“紫”は所在地の住所だという…古代には、この辺りで紫色の染料の原材料になる草を取っていたことから、「筑紫」というように“紫”の文字が出て来たらしい。
現在、この辺りは筑紫野市の範囲になるが…筑紫野市は1955年に成立した筑紫野町が1972年に市制施行したものだが、筑紫野町以前には「二日市町」が在った。二日市町が1895年に町制となる以前、辺りの村々が合併して二日市村が成立する。この二日市村の立ち上げに加わった村に「紫村」という村が在ったそうだ…或いはこの「紫村」が、古代の染料の原材料となった草に纏わる故事との関連で起こった地名だったのかもしれない…
ということで、この紫駅が在る筑紫野市の紫という地区の名は、古い紫村の名と関連が在るのかもしれない…
↓スッカリと明るくなった頃…太宰府天満宮から引揚げて、この紫駅に戻った…

↑往路と逆側のホームに着き、JR二日市方面に向かうには、出口の後に眼前の踏切を渡った…
最初に視た時に「“紫”という駅名で、紫色の電光看板…」というのに笑いが込み上げてしまったのだったが、一寸した散策の往復に駅を利用して、何か親しみが湧くようになった。紫駅は、西鉄の駅としては現時点で最も新しい2010年の開業だという。これからも、この地域と共に永い歴史を紡いで行くのであろう…
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