↓大阪環状線の列車に乗り、大阪城公園駅に至った…

↓大阪環状線では、何か「酷く懐かしい…」感じがする車輛による列車が運行中だった…

↑何時の間にか「かなり昔…」となってしまった、東京で過ごした学生時代に新宿駅等で視掛けた型の車輛だと思う…東京辺りでは、随分以前から既に視掛けなくなってしまっている型だ…
JR西日本のエリアでは、1990年代以降、更に比較的近年に登場している車輛の他、「懐かしい…」感じの国鉄時代に初登場している車輛も存外に多く視掛ける…車輛の内装は、何処かの時点で改装した様子も伺えるのだが…外見は「懐かしい…」感じ、または改めて塗装したユニークな色になっている…この大阪環状線のオレンジの車輛は、何か酷く「懐かしい」感じがした…
大阪城公園駅から少し進めば…正しく公園の領域に直ぐに至る…
大阪城…古くは“大坂城”だった訳だ…かの豊臣秀吉が築き、「大坂夏の陣」で落城して破却され、徳川幕府が城を新たに築き直した。徳川幕府の時代、“大阪城”には天守閣が設けられたそうだが、落雷に起因する出火というようなことで建物が損なわれてしまい、江戸時代を通じて「天守閣が無かった時期」の方が長いらしい…幕末期、「鳥羽伏見の戦い」というような出来事の辺りで、幕府方の将士が大坂城に集結し、総大将だった徳川慶喜が密かに脱出してしまって混乱し、散り散りに彼らが大坂を離れて行った経過というものが在ったが…そんな時代には、城代や関係者がが政務を行う役所として機能していた建物や、賓客が滞在するような場所や、有事に集まった将士が詰める場所等は在ったであろうが、今日も址が視られる石垣に囲われた「巨大な陣地」で、目立って背が高い建物は無かった様子だ…そして明治期に“大坂”の“坂”は「士が反する」に通じる文字で縁起が悪いと“大阪”に改められた。大阪となって、西日本最大級の都市として発展した中、「大阪の城に街のシンボルとして天守閣を!!」ということになり、昭和天皇の即位を記念して各地で行われた記念建設事業の一環に取り上げられ、現在の天守閣が出来たのだ…
↓公園の中を進むと、程無く遠くに大きな天守閣が見える。

↑そして、公園の域内も方々に桜が見事に咲き誇っていて、方々で「花見」に興じる大勢の人達が集まっていた…
↓天守閣は、各地の城郭建築を参考にし、古い屏風絵等も視て、「豊臣時代に少し寄ったイメージ」でデザインされているらしい…

↑豊臣時代風な、黒地に金で唐獅子を描いたような壁が設けられているが…聞けば、豊臣政権辺りの時代まで、城の建築では「黒い壁」が主流で、「白い壁」は徳川時代以降に一般化したらしい。そういう意味で…大阪城の感じは、寧ろ徳川時代風なのかもしれない…
↓公園ということになっている城の敷地の各所に桜が溢れているような感じ…大阪に入った日に、実に豪華な光景に触れることが出来た感だ…

↓公園の端の方へ行けば…こういうような様子が見受けられる…

↑殊に秀吉の時代等は、当時の“大坂城”は「周囲を圧する大きな建造物」であったに違いないのだが…現在となっては、城の周囲に「天守閣よりも背が高い」感じの、大きなビルが多数林立している様子が視られるようになった…
今般は…「桜!!」ということで大阪城公園の中を散策してみた…何度か辺りを通っているが、大坂城の周辺を歩いてみるというのも、少し気に入っている時間の過ごし方だ…
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