
↑「ホーム上に駅名の看板が見えない?」と辺りをキョロキョロと視ていると、自販機の上辺りの位置に在った…一寸面白いので写真に収めてしまった…
「七条」は「しちじょう」がとりあえず正しいようだが、少し前に読んだ本では、京都の人達の中には「ひちじょう」、更に「ひっちょう」と呼ぶ方も多いそうだ…初めてこの駅を知り、ここで下車してみたのは随分以前だが、その時は「ななじょう」だと思っていた…
この七条駅は、地下に設けられている。京阪電車はこの七条駅の少し手前から地下の軌道に入り、京都市内の起点・終点になっている出町柳駅までの各駅は、地下鉄の駅のようになっている…
↓七条駅で地上に出てみると、鴨川の端の辺りに出て、年季の入った橋が見える。

↑この橋が、鴨川に現在架っていて使われている橋としては「最も古い」モノということになるそうだ…
↓七条大橋は、5連の鉄筋コンクリートアーチ橋で全長82m、幅員18mに及ぶ…

↑1911(明治44)年着工で1913(大正2)年に竣工している…開通時に敷設された路面電車の軌道が1978(昭和53)年に廃止されたり、戦時中に金属製の欄干が木製のモノに取り替えられ、後年になって金属製のモノが復活というような変化は在るが、橋そのものは「100年超」の永い時を超え、この場所で鴨川や行き交う人や車輛を見詰め続けていることになる…
↓橋の辺りから、川の端に下りられる…

↑辺りは自転車で通り抜けたり、散策やジョギングが出来るような設えに整備されている…
この古いコンクリートの橋である七条大橋…勝手に親近感のようなものを抱くようになったのは…稚内港で「屋蓋式防波堤」と呼ばれ、現在は「北防波堤ドーム」と呼ばれている構造物を造る際、「コンクリート造アーチ橋梁」を建設する技術が参考にされた経過が在ると知ったからだ…今般、京都市内を動き回っていて「そう言えば七条大橋…」と思い、一寸寄道してみたのだった…
鴨川の水は、少し少なめな感じであった…その川面を渡り、川辺を吹き抜ける風は、寧ろ“春”で、冷たくキツい訳でも無かった…集まって「見事!」というような感じでも無かったが、辺りに桜が咲いている様子も見受けられた…
こういう場所から戻って、日が経つ程に関西方面の様子が懐かしくなるのだが…こういう「“観光名所”という程でもない…」ような場所の感じも懐かしい…
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