↓そのカープのロゴが入った路面電車が現れた…

↑四国や離島への各種客船が発着するターミナルに隣接して設けられている、広島港停留所で、こうした各種車輛が発着する様子を暫く眺めていた…
カープのロゴが入った車輛を視て「当地らしい…」と思う他方、随分と大きな、他地域では見掛けないような種類の車輛だと思った。
↓これはカープのロゴが入った車輛と別の同型車輛だが、こちらには都市間バスの広告が貼られていた…

↑これはカープのロゴが入った車輛と逆の向きから視た様子である。
広島港停留所では、奥側に入った車輛は「回送」という表示にしてあって、手前に入った方の車輛が先に出発し、奥側の車輛は少し後に出発していた。そしてこの広島港に着くと、乗務員は近くに設けられていると見受けられる待機所に下がり、出発に合わせて乗務員がやって来て、乗込んで乗客を乗せて発車する…
↓隣りに停車中の700型と比べると、特徴的な風貌が際立つ感だが、この5100型は低床型の車輛である。

↑5100型は低床型で5連接になっていて長大な車輛だ…3つの台車に、5つの車体が載る構造である…
この型は2004年に初登場した後、2005年から2008年に製造配備されたもので、現在は10編成が活躍中だ。Green mover max(グリーンムーバーマックス)という愛称が与えられている。全長は30mに及ぶという…
「ULTIMATE(アルティメート)究極の+URBAN(アーバン)都会的+USER FRIENDLY(ユーザーフレンドリー)お客様にやさしい」の「U3」を標榜し、国内の車輛メーカーと広島電鉄が開発した車輛である。広島電鉄では1999年に、ドイツのメーカーによる<コンビーノ>というシリーズの低床型路面電車を5000型として導入していた。それが好評であったことを受け、国内メーカーでも低床型電車を製造する機運が盛り上がり、「<コンビーノ>に改良を加えた新しい車輛」を目指して5100型の開発が手掛けられたのだという。
この型の車輛は、市内の路面電車区間に加えて、宮島まで延びる専用軌道も走る。そしてこの車輛は、運転士に加えて車掌が乗務している。ハッキリ言えば、長大な車輛なので、後ろの方は運転台からでは眼が届かないからであろう…広島では、低床型の以前から、車長が長い連接型の車輛が運行されている…
こういうような、「本当に欧州風な車輛」という路面電車…広島でしか視られない…
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