↓届いたのはこういうモノである…

実は…岩見沢駅を盛り上げようという催しの一環として“鉄道写真コンテスト”というものが催されることを知り、応募していたのだった。今般は、「デジタルデータをメールで送って応募」という「実に手軽!!」な方式のものだったので、何となく参加してみることにしたのだった…
岩見沢駅…近年、私の中では、殊に<青春18きっぷ>を利用する場合等は「稚内・札幌間の移動の際に立ち寄る場所」というイメージの場所になっている。少し長い停車や乗換でホームに立ちながら、遥かな北である稚内を目指す道筋で「行程の“何分の一”だ?未だ1割強か…」と考える…或いは稚内から札幌を目指す際には、「長い行程の、半ば“最終区間”のようなものだ…ここから先、列車が混み合う…」と手荷物を気に掛ける…そんな場所だ…
他方、岩見沢は他界した祖母や伯父が住んでいた街で、幼少の頃から“親父殿”に連れられて何度も訪ねた場所で、地名を耳にすると「訳も無く懐かしい」というような風情も感じる…嘗て岩見沢駅は、現在では廃止になってしまった幾つもの路線が集まっていた場所で、なかなかに賑やかであったし、北海道内では最後まで「蒸気機関車が牽引する旅客列車や貨物列車」が発着していた駅でも在る。幼少の頃、駅近くの踏切で、当時の私には「化物のような、煙を吐いて駆け抜ける、黒いマシーン」と思えたD51機関車が牽引する貨物列車を視たことが、何年経っても完全には忘れられないのだ…
そんな岩見沢…現在では「“札幌圏”の北東の端」というイメージになっていると思う。故に札幌圏で活躍する、ロングシート内装の新型電車は札幌市内の駅と岩見沢駅との間を往来していて、確か岩見沢駅までは“ICカード乗車券”も使えるようになっていた筈だ…そして通勤、通学、その他で札幌市内等との間を頻繁に往来している人も多いようだ。だから、稚内から比較的静かな普通列車を延々と乗り継いで岩見沢に至ると「ここから先、列車が混み合う…」というようなことが思い浮かぶのだ…
岩見沢駅に関して、色々な想いも在り、「岩見沢駅で近年に撮影したモノでも応募しよう」と考え…応募して<審査員特別賞>を受賞してしまった…
↓題して『早春の黄昏』である…

これは2014年3月に「パッとしない…一寸出掛けてみるか…」と<青春18きっぷ>を手に、加えてJetStarの札幌・名古屋と東京・札幌の予約票を持って、然程詳しい計画も立てずに「ふらり…」と出た際のものだ。延々と列車を乗り継いで岩見沢に至り、紫系の「夕暮れ色」を醸し出す空の下に停車する711系電車を跨線橋からぼんやりと眺めてしまったのだった…
この写真を、審査員の中井精也氏が<審査員特別賞>に選んだ訳である…正直…そういう経験が全く無いので、少々驚いた…残雪に黄昏の中、惜しまれつつ引退した年季の入った車輌という画…自身でも気に入っているモノなのだが、それが「入賞」というのは、繰り返しになるが、驚きである…
<審査員特別賞>として、中井精也氏の著書を頂いた。写真撮影に関する解説の本だ。気軽に読めそうなので、ゆっくり愉しむことにしたい…
驚くと同時に、少し嬉しいニュースだ!!
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