2015年02月27日

<旭川やきとりism>の夕べ(2015.02.25)

「多少勝手知った(つもりの)他所」という具合に感じる旭川で、「用事を足して泊り、翌朝に稚内へ引揚げる」ということになり、夕刻から時間が在る場合…例えば旭橋辺りに足を運んで写真を撮ってみるなど、辺りを散策し、飲食店が夜の営業を始めるような頃合に街に出て食事を愉しみ、「文化的なバー」等と勝手に呼んでいる気に入った店で一寸呑んでから宿に引揚げて…というのが“定番”だ。“定番”と強調する程のことでもないのだが…

「多少勝手知った(つもりの)他所」という具合に感じる他方、夕食を愉しむ場所に関して、それ程“多彩”な場所に訪れるでもない。出先に関しては、草臥れた状態で到着すると、「何でも構わないから空腹を満たす…」という方向になってしまう場合も在る…他方、或る程度「気に入った!!」と足を運ぶ頻度が高くなる場所が登場し始めると、自ずと自身にとっての“新規”となる場所へ足を運んでみる機会は減ってしまう。これは、別段に問題でも何でもない。地元でも「用が在ったら、ここへ電話してくれ。夜は大概出ている…」というような場所で夕食を摂ったり、「ごきげんよう…」と殆ど毎日同じ場所にランチに出掛けてみたりするのだから…

時季としては温かい感じで、「旭川は寒い筈」と思い込んで、気に入っているフリースを着ていたために「若干汗ばむ?」状態で夕刻の旭川の街を歩きながら、思い浮かんだのは「焼鳥…或いは、チキンソテーか何か…」を食べてみたいということだった。

“焼鳥”というような看板は、街では存外に眼に留まったが…「微妙に早い…」という時間帯に動き回っていて、未だ開店していないか、その直前と見受けられるような場所が目立った…

↓不意に足を止めたのはここである…「微妙に判り悪い感じ」の店構え…何処と無く惹かれる…

↑建物の地階に入るようになっている。“旭川やきとり”という看板…思い浮かべた焼鳥が頂けそうだと思い、階段を下りて入ってみた。

明るく迎えて頂いた店内は、やや小さ目な、寧ろ「居心地が好い」程度の空間で、「少しモダンで落ち着く」という内装であり、ジャズ系のBGMが静かに流れていた。

飲物の選択肢…なかなかに豊富だ。他の店ではやや見掛ける機会が少なそうな焼酎や日本酒の一升瓶が、半ば実用、半ば飾りのようにずらりと並び、カクテル等も種類が豊富だった。「和洋様々な酒を愉しむバー」という風でもあったが、カウンター前はガラス張りで焼鳥を焼く設えになっていて、「寧ろ料理に重点」が伺える…

早めな時間帯で、朗らかで話し好きな店主氏のお話しも伺いながら、ゆったりと夕食を愉しむこととなった。入る時に思った以上に愉しい一時を過ごすこととなった次第である…

他所とはやや異なるラインアップに惹かれ、本格焼酎のお湯割りを楽しみながら料理を頂くことにした…焼酎はリーズナブルな価格で色々なモノを愉しむことが出来る…

↓“やきとん”だ…

↑ロース肉を使用しているという…

ここでは「美味い肉」ということで“生肉”を準備して仕込んでいるという。なるほど美味い!!

旭川で「街の中の店で食事」という場合、何か「少し思い切って…」という雰囲気も在るのかもしれないと店主氏は視ていて、「であれば良質なモノを提供せねばなるまい」と考えているということのようだ。そして、そういう「良質な料理の提供」に拘っている店が存外に多いのが旭川の好さでもあるという…

↓“やきとり”だ…

↑これは串ではない。地鶏の肉を丁寧に焼いて、タレを点けて更に焼く…

一寸視て「粉チーズ?」と思ったが…山葵を散らして在る。これが肉に合う!!辛過ぎることはない…「常連さんは色々な食べ方を…」と店主氏はしていたが、好みを申し出れば、焼き方や調味料は多少融通が利くようだが…それでもこの「タレに山葵を散らして」が好い…

↓陣取ったカウンターの隅辺りに「おすすめ」というメニューのボードがぶら下がっていた…


ここでは、“生肉”を準備して仕込んでいる関係上、各メニューについて「仕入れの関係で出せる場合と、出せない場合」がどうしても在るという。それは飲食店では普通だが…その用意出来るメニューの中、仕入れ状況で「“出せない”の頻度が一寸高めかな?」と店主氏が思ったモノは、席に置いてある印刷物のメニューに敢えて入れず、ボードに書いて示しているのだという。

もう10年以上も以前の、随分旧い話しだが…近所に新しい料理店が開いたと聞いて寄ってみれば…メニューに在る料理について「出来ない」ばかりで、「選択肢は限定で構わないから、“出来る”だけを挙げておけば善いじゃないか…」ということが在った…(残念ながら、そこの店は余り長く続かなかったのだったが…)そういう妙な事例も視ているので、「随分と真面目だ…」と思った…

↓そういう具合に「真面目だ…」と思っていて…名付けて“まじめな肉じゃが”という料理が在ることを知り、頂いてみた…

↑豚肉を丁寧に―「何の肉?」と思える程にトロトロに…口に入れると「ふわぁっ」と蕩ける程度に…―煮込んで、ジャガイモやニンジンと合わせている。何か「シチュー?」というような、比較対象が思い当らないような、独自な美味さを発揮していた…素晴らしかった!!

“肉じゃが”は、「海軍の食事が発祥?」という説もある料理だ。方々の人が集まる、往年の軍隊の食事で親しまれたメニューは、除隊した人達を介して各地に伝わったということも在ったと見受けられる訳で、“肉じゃが”も方々の家庭や居酒屋で頂くことが出来るメニューになった次第だ…そういうモノだが…ここ旭川で、なかなかに独自の進化を遂げていた…ハッキリ言えば…この“まじめな肉じゃが”を頂くためだけの理由で、稚内・旭川間を往復しても差し支えないとさえ思えた…誇張ではない!!

↓“やきとり”と看板に在るのだが、「焼かない」鶏も出る…

↑“鳥わさ”というメニュー名なのだが…これは鹿児島等で頂く“鶏刺”である!!小皿に醤油と山葵を入れて、それを点けて頂く…

何か「焼酎のお湯割りを頂きながら“鶏刺”…」と言うと鹿児島にでも居るような感じだ。辛い山葵と醤油が、この肉に合う!!「逃げて行く」訳ではないのだが、何かガツガツと食べてしまう…

↓やがて「〆の」とメニューに謳われている“鶏ガラ塩ラーメン”を…

↑「ラーメン店のラーメン」のようなボリュームではないのが好い…

“鶏ガラ塩ラーメン”は「特注している」というストレートの麺を使ってあるモノなのだが…私が思ったのは「これは丁寧に作った鶏スープ」ということである。“匂い消し”の意味も在って、スープを作る際に生姜も使うそうだが…その御蔭も在って「じわーっ」と熱くなるスープである。早くも「また頂きたい!!」と思い出す程だ…

というようなことで…なかなかに愉しい一時を過ごすことが出来た。御蔭様で「気に入った!」が増えた…
posted by Charlie at 18:59| Comment(0) | HDR/旭川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。