2015年01月01日

音威子府駅に長く停車するキハ54(2014.12.27)

“音威子府”は「おといねっぷ」と読む…「森と匠の村」を標榜する音威子府村…音威子府という地名はアイヌ語の「オ・トイネ・プ」(河口・土で汚れている・もの)に由来し、川の合流地点であって濁った様子が見受けられた故の命名らしい…

年末年始の休業期間に稚内から札幌に出ようとして、「普通の乗車券で往復、往復割引で特急列車の指定席を利用出来る“Rきっぷ”等も結構だが…ゆったりと普通列車で往復することにして“青春18きっぷ”というのも悪くない…」と思い付いて、それを実践するようになってからどの位になるだろうか?そういうことをする中、音威子府駅とは少々縁が深まった…

↓稚内を早朝6時4分に発つ列車は、雪を跳ね上げながら南下し続け、午前8時20分に音威子府駅に到着する…

↑国鉄時代最末期に“置き土産”的に登場したキハ54…現在、殊に名寄以北は「専らこの車輌」という運行体制だ。261系の特急2往復、183系の特急1往復以外は、悉くキハ54である…

稚内を早朝6時4分に発つ列車に関しては、酷く長い停車時間が在る。その間を利用し、駅の近くの国道側に出て、名物の「音威子府の黒い蕎麦」を仕入れる。例年“出前”と呼んでいるのだが…(確りと“年越し蕎麦”として頂いたが…)

↓駅周辺を歩くなどしていた間に、雪が少し強めに降って来た…

↑画面の左側が、稚内から乗って来たキハ54…右側は旭川を早朝6時5分に発つ、稚内へ北上するキハ54である…

やがて…時季や曜日で多少違いは在るが、音威子府駅前にバスが着くなどして人も集まり、札幌へ南下する特急列車の案内も在る…

↓稚内駅を午前7時に発つ特急列車が左端に見える…乗降が済むと、「汽笛一声」という按配で、ディーゼルエンジンを唸らせながら特急列車は南下コースに再び乗る…

↑この日は、何やら雪が強まっていた…

↓特急列車に続いて…9時20分に稚内へ北上するキハ54も発車すると、駅は「“ひっそり”の度合い」を強める…


本来であれば…9時30分頃に駅構内の蕎麦のスタンドが開店するのだが…最近は「10時開店」にしているらしい…やや寂しい…

↓概ね1時間半も停車していれば…その間に天候も変わる…この日は「曇→雪→晴」という具合に変遷した…

↑車内の暖房を点けたままで長く止まるので、車体後方に付着した雪も多少溶け落ちる…

↓「バスみたいだ…」と感じる“ワンマン運行”の列車が多いキハ54…車内はこんな按配だ…

↑運転台横に出入口が在り、整理券発行機、運賃箱、運賃表が据えられているが、客席の手前にもう一つ「壁と扉」が設けられている。防寒のためだ…他地域とは違う「北海道なりの仕様」と見受けられる…これを見慣れているので、他地域で“ワンマン運行”のディーゼルカーに乗車すると「開放的な造り…」と妙に感心することも在る…

↓運転台横の正面窓から、雪に覆われた鉄路が覗く…

↑この時季、晴れると雪の照り返しで眼が見えなくなるので、サングラスを着用する運転士さんも見受けられる…

↓こんな中でキハ54が行く光景…或いは「最も“らしい”感じの宗谷線の情景」というものかもしれない…


全く「行きがかり」で何となく眼にする機会が増えた「音威子府駅のキハ54」ということになるのだが…現在では「強い愛着」を感じる…各地の鉄道好き、旅好きな皆様におかれては、是非ともこの「雪の鉄路の先に在るモノ」を探すような旅を経験してみて頂きたいと思う…
posted by Charlie at 09:51| Comment(0) | HDR/音威子府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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