1日に4回設定されている“観光電車”の第1回目に乗車した…実は早朝から「日の出の頃の桜島」を眺めに出るなど動き回っていて、鹿児島中央駅前から10時に出発するモノを待ちわびていたのだった…
“かごでん”は先ず鹿児島中央駅前・鹿児島駅前間を行く。この鹿児島中央駅前・鹿児島駅前間は最も乗客が多い区間らしい。私自身も何度も往来していた区間だった…
↓そして鹿児島駅前の、“フォーク”のようになった軌道を進み、他の電車と並んで停車した。“水彩画”風にまとめてみた。
![8495442181_6b9f32f3b9[1].jpg](https://mirage-hdr.up.seesaa.net/image/8495442181_6b9f32f3b95B15D-thumbnail2.jpg)
↑左から“2141”、“9515”、そして“かごでん”こと“101”である…
この「3輛並んで待機」の鹿児島駅前の光景!!前年にも視ているが、なかなかに好い!!新旧様々な車輌が集結する感じだ…
↓3車輛の形式について、一寸調べてみた。
<2100型>
「完全に新造」の車輛としては、1963年に納入された“616”以来26年ぶりに、“2101”と“2102”が1989年に鹿児島に登場した。以来、2110番台の3輛が1991年、2120番台の2輛も1991年、2130番台の2輛が1992年、2140番台の2輛が1994年にそれぞれ登場している。製造はJR九州(当時の鹿児島車両所)である。「21世紀を先取り」という願いを込めて“2100型”と名付けられたようだ。
<9500型>
“2100型”登場の後の時期に、“800型”が更新されている。
<101=かごでん>
この車輛のベースは“616”だという。鹿児島の路面電車が運行を始めたばかりの大正時代から1950年代頃までに見受けられた「木造電車」のイメージ―車内も「木造風外観」になっている。鉄道車輛は難燃性の材料で製造する原則で、本物の木の板を組んで車体を新造する訳にもいかない…―で、2012年に改造を施している。“616”の足回りに、新造のボディーを組合せているようだ…
今回は<2100型>、<9500型>と「1990年代登場の、最近の各地の路面電車でよく見受けられるような型」が2輛と、「運行100年!!」で特別仕立てをした1輛の組み合わせとなった。
左の“2141”に施された「緑とオレンジに白線」が、鹿児島の路面電車の“標準”の塗装とのことだ。“9515”は鮮やかな赤の広告塗装だ。
鹿児島駅前で8分程度停車していた“かごでん”は、高見馬場まではやって来た軌道を折り返し、高見馬場からは郡元へ向かい、郡元から鹿児島中央駅前に向かった…
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