「冬景色を探す小さな旅」と「どこかのテレビ番組?」とでもいうような表現を思い付いたが、考えてみると「この辺りの冬“らしい”ような感じ」という景色をゆったりと愛でるというようなことを「存外にしていない?」ということに思い至る。「冬らしい景色」と言って、「激しい風雪」というような様子はゆったりと眺めるどころでもない…「少しばかり雪を被った…」というような状況のことである。
特段に風が強いという感でもない日であったが、上空は雲が流れて様々な表情を見せ、低温とは言っても陽射しが心地好く感じられる場合も在るような状況下、「冬景色を探す小さな旅」と称して出発してみた…
↓日本海側をゆったりと南下し、抜海漁港に至った…

↑離岸堤の向う側に利尻富士が見える…「冬らしい」という感じで、山の広い部分が白い雪に覆われ、山の周辺で複雑な感じで雲が流れている…
↓南下を続ける…<こうほねの家>という施設の辺りに至ると、雪が少ない傾向の海岸が見え、その向うの日本海の洋上に白い利尻富士が聳え立っていた…

↑海岸に打ち寄せている浪が存外に大きい感であった…
↓<道道106号>に入って、稚内の南隣である豊富の側へ進む…

↑稚内・豊富の境界周辺、稚内寄りの辺りだ…
↓そして豊富側に入り込んだ…

↑空の蒼の上に白い雲が不思議な模様を描くような中で、雪の白に輝く利尻富士が聳え立っている…
↓更に稚咲内漁港に至った…

然程長い時間でもないが、稚内の西側の海岸を南下し、利尻富士を眺めてみるというだけであったが、随分と多彩な表情が見られた…
そう思っていると「昼食休憩の頃合いか?」ということになり、稚咲内から内陸側に延びている道へ進入した…
↓内陸側の<サロベツ湿原センター>に立ち寄れば、こんな光景に出くわした…

↑積雪の湿原の彼方に、山頂が雲で隠れた状態で、巨大な壁のようにも見える雪を被った利尻富士である…
思い付いて、「冬景色を探す小さな旅」と称して出掛けてみて、「なかなかに好い感じの休日♪」という気分で、豊富町内で<えぞしかジンギスカン>を昼食に頂いて一息入れた…
↓休憩後に<道道106号>に戻り、今度は北上することとした…

↑稚咲内漁港の少し北側だ…
↓往路でも停車した、稚内・豊富の境界周辺、稚内寄りの辺りに再び至った…雲がやや多くなっている…

↓そして更に北上…かなり雲が増えたが、何か不思議な感じに見える光景だった…

こうして稚内の市街を目指しながら北上を続けたが、間もなく利尻富士の姿が見え悪くなってしまった…それでも「利尻富士 八景」とでも呼んでみたくなるような、様々な表情の利尻富士を眺めることが叶ったのだった…
「手近な辺り」で、こういう具合に風景を愛でるというようなこと…存外に機会を設け悪い気がしないでもないが、なかなかに愉しい!