2017年09月30日

朝…:<大祖国戦争勝利70年並びにキリスト生誕記念主教座大聖堂>(2017.09.30)

「休日の朝」ということなら、特段に細かい予定は顧慮せずに「散策に出て景色を眺めて…」で差し支えないことになる…

朝にふらりと外に出て…大聖堂の周辺に至ったのは午前7時頃で、丁度、街灯の灯りが消灯になった辺りだった…

↓雲が複雑に拡がる感じの空の様子だ…
morning 30-09-2017 (2)

辺りで休日の催し―産品の即売会のようなことをやるような感じに視えた…―の準備が忙しそうだったが、何となく辺りに留まって。大聖堂と背後の空の感じを眺めていた…

↓光の感じが独特で、朝の時間帯にこういう景色を眺めるのは好い…
morning 30-09-2017 (10)
↑そして“新機材”の<X100F>は、こういう光の感じを巧く記録してくれるカメラだと思う…

↓3分か5分というような次元の、一寸した間隔を開けながら写真にこんな大聖堂と空とを収めるようにしていたのだったが…空の変化と大聖堂への光の当たり方が劇的に変わる…
morning 30-09-2017 (17)

↓やがて「朝陽の光に雲が染まる」ような色合いが薄まり、寧ろ「雲から蒼天が透ける」ような感じになって行く…
morning 30-09-2017 (20)

ゆったりとこういう景色を愉しみ、24時間営業の店に道草で朝食にボリューム感の在るサンドイッチを頂いて住まいに引揚げ、何となくゆったりと午前中を過ごし…ランチを兼ねてフラフラとまた戸外へ…好い休日だ…
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夜へ…:レーニン通とプルカエフ通の交差するロータリー(2017.09.29)

相当に雲が多い他方、何やら空は明るい…そういう不思議な感じの夕刻だった…

↓夕焼けに雲で“蓋”でも被せてしまったような…少し不思議な色合いになった空だ…
29-09-2017 (4)

↓「もう暗い」と「未だ明るい」とが中途半端に交差している…そんなことを想った…
29-09-2017 (11)
↑既に、街灯の光や、車輛の照明が相当に目立つ感になっているのだが…

↓角度を変えると、少し空の見え方も変わる…
29-09-2017 (14)

この交差点…天候が好い日の夕刻に、一寸足を延ばしてみたくなる場所だが、こういう状況が視られる時間帯が午後7時半頃から午後8時前になって来た昨今である…
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2017年09月29日

「少年志願兵」のモニュメント(2017.09.23)

↓衣装が「少し昔風?」な感じで、何か「古き良き時代の少年達」という雰囲気の、少し惹かれる彫像を見付けた。
Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 vol02 (14)
↑アレクサンドロフスク・サハリンスキーの<生神女寺院>の近くに在るモノだ。寺院の敷地内から「あちらに彫像らしきモノ?」と視える位置関係に在る像で、後から近寄って視たのだった。

↓像はこういう具合に「高台から海に注ぐ川が造る独特な地形と海を望む」と同時に「街並みが少し覗く」という場所に建っている。
Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 vol02 (13)

像の下のプレートには人名が多数並んでいるが、その標題として「ЮНЫМ САХАЛИНЦАМ - ДОБРОВОЛЬЦАМ」(ユーヌィム サハリンツァム―ドブロヴォリツァム)と在る。これは「サハリンの少年志願兵に捧ぐ」という意味だ。

「ドブロヴォリツ」(добровольц)というのは、直訳すれば「善意の人」ということになるが、意味合いとしては「自発的な意志で行動する人」ということになる。「自発的な意志」ということで、ここでは「志願兵」と訳出すべきだ。

第2次大戦期、徴兵年齢に達していない少年達の中に、「自発的な意志」で前線に向けて旅立った「少年志願兵」が多く見受けられたという。当時のサハリン、アレクサンドロフスク・サハリンスキーを中心とする地域からもそうした「少年志願兵」が旅立った。そして、彼らの殆どは消息を絶ってしまったのだという。多数の戦死者や、戦禍で命を落とした夥しい人達の中で、彼らは命を落としてしまい、生還出来なかったものと推定される。

ソ連時代の終わり頃、1980年代の末に近い頃から“戦中秘話”とでもいうような「それまで余り伝えられなかった戦時下の色々な事」に関して、記録を残すべきであると生存者へのインタビューを基に綴ること等が始まり、それが公刊されたことを契機にそうした動きが拡がる、或いは古い未公開資料を精査するような研究が始まる等、色々な動きを受けて様々な事が伝えられるようになっている。

「自発的な意志」で前線に向けて旅立った「少年志願兵」の中には、どういう運命を辿ったのか仔細が不明なまま消息が判っていない人達も大勢居るようだ。そうした人達の中で氏名が判っている人達の名を挙げながらこうしたモニュメントを建て、理想に散った少年達を悼むと同時に「そういう時代が在った」ことを伝えようとしていることになる。

↓日が傾くような頃になると、西日に染まる空と海が視えるような位置に「少年志願兵」のモニュメントは佇んでいる。
Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 vol02 (25)
↑或いはアレクサンドロフスク・サハリンスキーの「らしい感じ」な風景が視える場所に、生還出来なかった少年達をイメージした像が佇んでいると言えるであろう。

実物を見れば、コンクリートの台座に経年変化らしきものが見受けられないのが判るが、モニュメントが建ったのは近年のことであるらしい。近年の、古い未公開記録の研究の様なところから、こうしたモニュメントを設ける計画が持ち上がったのかもしれない。

単純に「少し惹かれる少年達の彫像」と眺めていたが、「平和の尊さ」に想いを巡らせることになった。
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羽ペン型のゲート(2017.09.28)

ユジノサハリンスクのレーニン通沿いで、美術館や図書館が在る辺りは緑地が整備されていて、<チェーホフ広場>と名付けられている…

↓レーニン通側にゲートのようなモノが設えられている…
28-09-2017 (4)
↑型が「作家の名に因んだ…」という連想なのか、よく見ると羽ペンの型になっている…

↓何度も視て、「何の型??」と思っていたが、不意に「羽ペン!!」と気付いて思わず手を打った…
28-09-2017 (3)

そして更に思ったが、「金属製オブジェ」として、なかなかに存在感が在って、何を模ったにせよ美しいと思う。
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2017年09月28日

V.M.ゴロヴニーン胸像が在る広場(2017.09.27)

日中に雨が交じり、夕刻の短い時間の晴れ間、また曇って雨が交じり、更に晴れるという感じ…

サハリンスカヤ通の西寄り、鉄道の線路の手前辺りのゴロヴニーンの胸像が在る辺りを通り掛かった…

↓芝生の上に落葉が結構多く、「季節の移ろい」を強く意識する…
27-09-2017 (6)

最近、最高気温はややブレが在る感じだが、最低気温は「10℃を少々切る」が定着しつつあるように感じている…

↓広場のコンクリート敷きな地面が濡れ、落葉が散っている…
27-09-2017 (3)

↓夕刻の車輛通行量が多い通を、ゴロヴニーンが見詰めている感じだ…
27-09-2017 (5)
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2017年09月27日

刻々と変わる空の色:<大祖国戦争勝利70年並びにキリスト生誕記念主教座大聖堂>(2017.09.27)

↓大聖堂のライトアップが消灯となった…
morning 27-09-2017 (2)

↓街灯も消灯となった…
morning 27-09-2017 (3)

↓空と雲とが染まった…
morning 27-09-2017 (7)

↓雲が流れる…
morning 27-09-2017 (12)

↓雲の一部がまた染まる…
morning 27-09-2017 (16)

↓やがて薄暗い感じに…
morning 27-09-2017 (21)

こういう状態の早朝から…結局「雨交じり」になっているユジノサハリンスクである…
posted by Charlie at 10:40| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

百貨店<サハリン>の看板と雲(2017.09.26)

↓看板から「湯気が立つ」かのように、或いは「湧き上がる」かのように雲が…
26-09-2017 (2)
↑何となく見上げて、思わずカメラを取り出して撮った光景…

天候が好い平日の夕刻…何やら車輛の往来が混み合っていて、通行人も多かった…
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A.P.チェーホフ像(2017.09.26)

ユジノサハリンスク都心部の州立図書館前にチェーホフの像が在る。

像のチェーホフは「旅の途中に座って一息…」という風情で、何となく好い…

不意に…この像に「会いたい…」という気分になった…

↓好天の夕刻…像の脇の木は、何か「秋が急速に…」ということを感じさせる…
26-09-2017 (8)

チェーホフは、アレクサンドロフスク・サハリンスキーから海路でコルサコフに至り、現在のユジノサハリンスクに相当するような地域にも踏み入っている…私は列車とバスの陸路で、ユジノサハリンスクとアレクサンドロフスク・サハリンスキーを往復してみた。そしてチェーホフ自身も行き交ったという辺りに佇むこともしてみた…

何となくこの像に「会って」みて、「先生に所縁のアレクサンドロフスク・サハリンスキーを訪ねましたよ…」と一言報告したいような気分だったのだ…
posted by Charlie at 02:55| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月26日

路上に目立ち始めた落葉(2017.09.26)

少し前から「落葉?」と気に留まることも見受けられるようになったユジノサハリンスクの街中の落葉だが…

↓今朝の様子だ…
morning 26-09-2017 (1)
↑「こういう様子」の時季に足を踏み入れた感じである…
posted by Charlie at 15:15| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レーニン像:アレクサンドロフスク・サハリンスキー(2017.09.24)

人口1万人を切る程度の小さな街ということになるアレクサンドロフスク・サハリンスキー…飲食店が極端に少ないと見受けられ、日曜日の午後に座って休めるカフェのような場所が見当たらない…好天なので広場のベンチで少々ゆっくり…

↓そういう中で眺めたレーニン…前日とは時間帯が少々違うことも在るが、光の感じと背後の空の感じが異なり、少し違う表情を見せている…
Alexandrovsk-Sakhalinsky 24-09-2017 (46)

こういう具合に、同じ場所の同じモノでも、日や時刻が異なると違って視えるのが面白く、そういう様子を写真に撮ってみるのが愉しい…
posted by Charlie at 03:45| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レーニン像:アレクサンドロフスク・サハリンスキー(2017.09.23)

↓アレクサンドロフスク・サハリンスキーの広場に佇むレーニン…方々の街で見受けられるが、ここにも…
Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 vol01 (27)
↑背景の空と雲の感じが好い!

ここのレーニンは、「コートの表現」が凄く立体的な感じなのが面白い…

特段に顧みる人も無いような感で、珍しがるように写真を撮っていたのは私位なものだった…この日は、何やら結婚式をやっているような様子も在ったが、或いはその人達もここで写真を撮っていたかもしれないが…
posted by Charlie at 03:44| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

“Три Брата”(トリ ブラター)=<三兄弟>の岩:アレクサンドロフスク・サハリンスキー(2017.09.23)

↓海の上に「石庭」でも設えたような…不思議な風情が在る…
Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 vol02 (20)
↑アレクサンドロフスク・サハリンスキーの「地域のシンボル」のようになっている<三兄弟>の岩である…

初めて「アレだ!」と視て…辺りを歩いて色々な角度で視たが…なかなかに面白い!
posted by Charlie at 17:58| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

ジョンキェル岬の灯台:アレクサンドロフスク・サハリンスキー(2017.09.23)

アレクサンドロフスク・サハリンスキーのジョンキェル岬には1864年創建で、2013年に自然災害で壊れてしまった後に再建されたという古い灯台が在る…

当初は視られると聞いた場所を徒歩で目指したが困難であることが判明し、タクシーをお願いした…山の中のような未舗装道路を上り下りしながら、一般車輌では入り悪い感じの小路の脇に至った。その小道を進み、崖の上へ…

↓「多少危なっかしい」と思いながらも眼下の光景を愉しんでいたが…望遠を使おうとP7700も駆使した…
Lighthouse at Alexandrovsk-Sakhalinsky on 23-09-2017 (P7700) (4)

↓何とも名状し悪い、独特な美しさを感じる…
Lighthouse at Alexandrovsk-Sakhalinsky on 23-09-2017 (P7700) (10)

これが視られたという一事によって、「アレクサンドロフスク・サハリンスキーに来て好かった!!」と思う…
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ジョンキェル岬の灯台を望む:アレクサンドロフスク・サハリンスキー(2017.09.23)

アレクサンドロフスク・サハリンスキーのジョンキェル岬には1864年創建で、2013年に自然災害で壊れてしまった後に再建されたという古い灯台が在る…これが視たかった!

最初は、<三兄弟の岩>が視える海岸を進んで、流刑囚が掘ったというトンネルに至って、そこを抜けた辺りから上る場所も在ると聞き、海岸を歩いてみたが…海岸が狭隘になっていて、夥しい海藻が打ち上げられている中を進めば、トンネルへ通じる辺りは海水にスッカリ使って歩行可能な場所が途切れてしまっている…辿り着けない…着けたにしても戻りが不安だ…「残念ながら」と引揚げた…

そして「灯台が視える辺り」ということなら、タクシーをチャーターして辿り着くことも適うと判り…ホテルでタクシーをお願いした。やや離れた南隣のドゥエを往復する料金に準じて1000ルーブルということになった。

山の中のような未舗装道路を上り下りしながら、一般車輌では入り悪い感じの小路の脇に至った。その小道を進み、崖の上へ…

↓眼下にこういう光景が拡がる!!
Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 vol01 (39)
↑古い灯台が崖の上に建っている…サハリンの北寄りの西海岸…タタール海峡の海が眼前に…

息を呑むような光景だが…やや風が強い崖の上…少々危なっかしい…

これが視られたということだけでも、アレクサンドロフスク・サハリンスキーに来て本当に好かった!!
posted by Charlie at 09:09| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アレクサンドロフスク・サハリンスキーで迎えた朝の空…(2017.09.24)

全く初めて足を踏み入れた土地で夜を明かし、朝を迎えると、安堵感と感慨が交じり合ったような、独特な想いが沸き起こる…

前夜は「抗い難い眠気」に抗せずに早めに休んだ…と言って、暗い時間帯でこそあるものの、深夜とは言い難い時間帯まで長く眠って眼を開けた…そして…また眠ってしまった…「スロースタートな日曜日」を決め込んだ…

↓泊まった宿の裏側が東寄りの空だった…
morning sky over Alexandrovsk-Sakhalinsky 24-09-2017 (5)
↑初めて足を踏み入れ、初めて明けた朝がこういうように麗しい空であることは、訳もなく嬉しいものだ…
posted by Charlie at 07:44| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

明るくなる頃に…:<大祖国戦争勝利70年並びにキリスト生誕記念主教座大聖堂>(2017.09.22)

「明るくなる頃」の様子を眺めるのが好きだ…

ユジノサハリンスクでは「一寸早過ぎる時間に明るくなる…」感じだったが、最近は午前6時頃が未だ暗く、午前7時頃に明るくなって行く感じで、そういう様子が「視易い」感じである…

住まいから20分強は歩くのだが、「明るくなる頃」の大聖堂の建物は見応えが在る…

↓6時半頃までは大聖堂のライトアップは点灯している…
morning 22-09-2017 (11)
↑白い壁と輝くクーポル(独特な丸い形状の屋根)が夜空に浮かんでいる感だ…最も背が高い屋根の上に掲げられた十字架の頂上部には、紅い小さなランプが点いているのも判る…高層建築に義務付けられている、航空機に判るようにする標識灯であろう…

↓ライトアップが消灯となった少し後…
morning 22-09-2017 (14)
↑未だ点っている街灯の光に浮かび上がる感じである…独特な色調に視える…

↓やがて街灯が消えた後…
morning 22-09-2017 (22)
↑空の色が微妙な色合いになって行く…

↓刻々と変わる自然光に、刻々と表情を変える感の建物の感じは面白い…
morning 22-09-2017 (30)
↑雲が流れ、独特な「朝の色彩と空気感」が醸されている…視飽きない…

もう少し粘ると、更に光の様子は変わるのであろうが…平日の朝にする散策は、多少の時間的制約も在る…

それでも、こういう素晴らしい光景に出会える朝の時間は非常に好い…
posted by Charlie at 10:32| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黎明の頃:「戦史博物館」(2017.09.22)

ユジノサハリンスクは未だ暗い午前6時頃、好天になりそうと視て戸外に出てみた…

↓パベーダ広場に至った…
morning 22-09-2017 (8)
↑「ガイドツアーのみ。見られるのは1階フロア―のみ」という限定的な型ながら、中が見学できるようになって、先日訪ねてみた「戦史博物館」の建物が美しい…散水車が登場した後と見受けられる路面に光が映り込む…

↓「夜の残滓」が色濃い中、一寸近付いた…
morning 22-09-2017 (10)

↓午前6時半頃、ライトアップの灯りが消える…
morning 22-09-2017 (15)
↑未だ辺りの街灯は点っていて、街頭の灯りに建物の壁面が照らし出される感である…

↓午前6時50分頃には街灯の灯りもも消え、午前7時前後には空がかなり明るくなる…
morning 22-09-2017 (32)

非常に大きく色合いが変わり、この建物を早朝に眺めるのは面白い…
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2017年09月21日

<ペンギン33>―2017シーズンの運航予定終了(2017.09.21)

眩しい蒼天の下で輝く碧海の上を白い快速艇が進んでいる…

↓創建時には稚内・大泊間の連絡船を迎えていた桟橋は、稚内・コルサコフ航路の船も迎えているのだが、今日もその航路の<ペンギン33>が静かに接岸しようとしていた…
21-09-2017 Korsakov (8)

この<ペンギン33>…6月から9月に予定されていた運航を無事に終えた…今日は台風の影響で順延となった「今季最後の往復」の復路ということになる稚内を出た便がコルサコフに到着した…

<ペンギン33>の到着後、様々なお土産を手に、色々な想い出を胸にした、サハリンへ戻る地元の皆さんを中心にした乗客でターミナルは賑わった…
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「奥さんに連れられた犬」:『犬を連れた奥さん』の像(2017.09.21)

↓可愛らしい犬の像だ…
morning 21-09-2017 (15)
↑「記念撮影スポット」のようになっていて、多くの人に愛されている犬だ…多くの人が鼻先を触るので、テカテカになっている…

↓チェーホフをテーマに整備された緑地に、チェーホフの小説『犬を連れられた奥さん』のヒロインをイメージした像が在る…
morning 21-09-2017 (14)
↑犬は“奥さん”に連れられている訳だ…

↓この“奥さん”…「視線の先は?」と時々気になる…
morning 21-09-2017 (16)

このチェーホフをテーマに整備された緑地は、なかなかに好い散策コースである…
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「秋の色彩」:ユジノサハリンスクの街角(2017.09.21)

↓穏やかな好天の朝、こういう様子に出くわした…
morning 21-09-2017 (20)
↑既に綺麗に紅く染まった木の葉である…

↓正しく「秋の色彩」という感じである…
morning 21-09-2017 (19)

次第にこういう「秋の色彩」が濃くなって行くのであろう…
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2017年09月20日

スーパーの“ショーウィンドー”(2017.09.18)

↓「8時開店」という近所のスーパーは、殆ど何時でも人が途切れない感じだが、開店のずっと以前になる午前7時過ぎは静かだ…
18-09-2017 (4)
↑この店は「やや手が込んでいる?」という感の“ショーウィンドー”が設えられている…

↓「テニスボールが散乱?」と思ったのだったが…レモンやリンゴ―本物か、佳く出来た作り物かは判り悪い…―が箱や籠から跳ね出しているような感じの様子を設えてある…
18-09-2017 (3)

こういうような様子…何気なく見過ごす場合が多いのだが、時々こうやって眼に留めることも在る…
posted by Charlie at 17:19| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「戦史博物館」の館内(2017.09.19)

↓壮麗な吹き抜けの空間である…
'POBEDA' 19-09-2017 (5)
↑やや天井が高い地下1階、地上4階という感で、地上部の1階から見上げた感じだ…

↓ユジノサハリンスクのパベーダ広場に在る、この建物の内部が上の画である…
'POBEDA' 19-09-2017 (1)
↑真中のドーム状のモノの真下辺りに立って、見上げた感じの画だ…

2016年に建物が完成した博物館なのだが、普通に仲が見学出来るでもなく、延々と「準備中」だった…全体計画の一部となる「1階のフロアをガイドツアーで」という限定的な型だが、中を視られるようになったと聞き、早速足を運んでみた次第だ…

↓見栄えがする300ルーブルの入場券…
'POBEDA' 19-09-2017 (4)
↑思わず写真に収めてしまった…

計画されている4フロアの展示が完成するのは何時なのか、よく判らないが…少し先が楽しみな感じではある…
posted by Charlie at 16:56| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

巨大なレーニン像(2017.09.19)

ユジノサハリンスクの巨大なレーニン像は背中側が西寄りの空になる…

↓午後7時過ぎ、一寸出た際に通り掛かって見上げた…夕方の「逆光に寄った光加減」でこの銅像を視るのが、何となく気に入っている…
evening 19-09-2017 (2)
↑やや雲が多く、複雑な感じの空模様を背景に、1970年頃から街を見守る銅像という状況…一寸面白い…

↓少しだけ角度が変わると、また雰囲気が変わる…
evening 19-09-2017 (3)

過去の政治的意図等と無関係に、単に「街を見守る巨人」という具合にこの銅像を何時も視ている…そして巨大な像と空とが創り出す光景を、何となく何時も愉しんでいる…
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24時間営業のカフェ:荒天の夜が明けて…(2017.09.19)

台風による荒天は、夕刻辺りから夜中、或いは日付が変わった少し後まで続いていたが、朝を迎えて何となく落ち着いた…

夕刻から「無用な外出は避けた方が好さそうだ」と住まいに籠っていて、何やら酷く空腹な朝だった…

↓ボリュームの在るサンドイッチが頂ける近所の店…
19-09-2017 (4)
↑深夜までの雨で湿った敷石の向こうに、灯りが漏れる窓と電飾看板が浮かび上がる感じ…

何となく「好い感じの眺め…」と思いながら写真を撮って、中に入って「多少、ボリューム感の在る朝食…」と確りサンドイッチを愉しんだ…
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2017年09月19日

<モスクワ府主教・成聖者インノケンティ記念寺院>(2017.09.16)

レーニン通とパグラニチナヤ通とが交差する辺りのレーニン通側に、時々寄る「ピザとパスタの店」が在る。休日にその店に立寄って、パグラニチナヤ通を東へ進み、ミール通と交差する辺りで少し南へ動き、次の通を東へ進むとサウナが在る…

そういう経緯でパグラニチナヤ通という場所は時々動き回る場所なのだが、ここに「気になる」建物が在る。

↓こういうような屋根が視える建物だ…
16-09-2017 (9)
↑綺麗な感じで、建物全般の外観を眺めて写真が撮れるような場所が思い当たらない…大学の関係と見受けられる、少し北の建物の上階から見下ろすのでもない限り、そういう画は望み悪いであろう…

丸みを帯びたドーム型の屋根が在って、頂上部に十字架が掲げられている。十字架の形状はロシア正教のモノだ…

通り掛かった土曜日の日中…敷地に出入りが可能な状態と見て近付いた…

↓間違いなくロシア正教の寺院であった…
16-09-2017 (4)
↑真中辺りの「Храм」(フラム)以下がここの呼称だ…<モスクワ府主教・成聖者インノケンティ記念寺院>と呼ばれるらしい…

↓中に入ることも出来た…
16-09-2017 (5)

↓外から見えるドームの辺りから、中に光が入り込むような具合になっている…
16-09-2017 (6)

この場所について、或いは「モスクワ府主教・成聖者インノケンティ」について、リーフレットが配布されていて、あらましを知ることが出来た…

パグラニチナヤ通のレーニン通側からミール通側へ向けて進むと在るこの寺院の場所だが、1993年にロシア正教の活動拠点を設けようとして、当時在った古い建物を使用出来ることになり、建物の改修を施して1994年から利用することとなったのだという。そしてこれが<モスクワ府主教・成聖者インノケンティ記念寺院>となるのである。

地道に活動を続け、10年が経った2004年頃から「新たな寺院を建設してはどうか?」ということになり、それを支持する2500名以上の市民の署名と共にユジノサハリンスク市に請願が為され、2007年にそれは容れられた。やがて現在の建物の設計が準備され、2009年に着工し、2012年9月に現在の建物が竣工して供用されるに至り、活動を始めた頃の旧い建物は撤去したのだという。

なるほど、この建物そのものは少し新しく見えたが、2012年から供用されているということなら納得だ。しかし1990年代にロシア正教の活動が盛んになり始めた頃からの経過が、この建物の背景には在る訳だ…

「モスクワ府主教・成聖者インノケンティ」という人物(1797-1879)だが、今年が生誕220年ということになる…

イルクーツクの神学校に学び、卒業後に同地で司祭となったが、1823年にアリューシャン列島のウナラスカに赴任する。(現地に到着出来たのは、翌年のことだったという…)

アリューシャン列島では現地住民のアレウト語を学び、当時は文字が無かったというアレウト語をアルファベットで表記する方法を工夫し、後にアレウト語で福音書を出版することまで成した…

1834年にはアラスカのシトカへ移り、そこでも宣教活動を続けている。やがてサンクトペテルブルグでアレウト語の福音書を出版する仕事に奔走する期間を挟み、アラスカ主教に選任されてアラスカに戻ることになる。

1850年から1860年にはシベリアからアムール河流域に至るまで、更にカムチャッカに至るまで広範な地域で伝道活動を行っている。1867年には、永い熱心な伝道活動への評価により、ロシア正教会では最高の地位であるモスクワ府主教に選任された。

ロシアではロシア正教会の最高位であるモスクワ府主教の地位に就いたということで、それを冠されて紹介されることが多い人物だが、「アラスカのインノケンティ」としても知られている。

19世紀後半に少数民族も含めて極東の諸民族にロシア正教の信仰が拡がっていたというが、それらはこのインノケンティの伝道活動の成果という側面が在る。サハリンでは「この地域に正教を普及させた偉人」という受け止め方なのだと思える。

彼を記念し、<モスクワ府主教・成聖者インノケンティ記念寺院>と命名された場所は、ユジノサハリンスクのこの場所の他、クリル諸島のセベロクリリスクにも在るそうだ…

↓決して「大きく立派で見応えが在る」という感じではないのだが…本当に「地域に根差した、地元の皆さんが集まる教会」という雰囲気が色濃く滲む場所だ…
16-09-2017 (10)

「気になる」と思った場所には、思い切って寄ってみると、色々と学ぶことが出来るものだ…という気がした…
posted by Charlie at 00:19| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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