↓「夜の残滓」が色濃く残るような中、稚内港北防波堤ドーム周辺へ…
↑駐車場の水溜りに、灯りが残る稚内港北防波堤ドームと、空の雲の感じが映り込む。雲の一部は、布地に刃物で切れ目を入れて、両手で少し強く引っ張って穴を開けたかのようになっている…そういう箇所から「雲の向こう」らしい色が覗いている…
昨日は「強風への注意喚起」も在ったが、何やらモノが壊れてしまったり、モノが壊れる延長線上の停電のような不具合は聞こえてこなかった…それを思い出しながら出てみた戸外では、特段に風は強くない状況だった。寧ろ微弱という感じだ…
他方で、気温は「一段階下がった」ように思えた…「15℃を挟む」というような線から「10℃を少々超え」という線に下がったように思えた。ジーンズ穿き、半袖Tシャツの上に長袖シャツ、裏地が無いデニムの上着、ベースボールキャップ着用というような服装で「やや肌寒い…」と思えた…時々抜ける風に“冷たさ”が加わっているようだ…
海側に少し寄り、何やら「妙な音」を感じた…「強風の音」ではない…何やら「唸る」ような音である…
「唸る」ような「妙な音」?思い出したのは、随分以前に見学した施設に据えられていた“ガスタービン発電機”である。何か、トラックの箱型の荷台を思わせるようなコンテナ状のモノが据えられていて、敢えて擬音語を書くから「ゴゥォー!」とでもいうような、「唸る」感じの音が聞こえていた。その場所では都市ガスが発電機に供給され、「飛行機のエンジンのような感じ」だという発電機が稼働して、音が鳴っているのだということだった。安全のためと、防音のためにコンテナ状の覆いを被せているという話しを聞いた記憶が在った…
「飛行機のエンジンのような感じ」という“ガスタービン発電機”を想い起したが、それを想い起してみると、聞こえている音はアニメ映画等で「ジェットエンジンを装備して飛行するメカが動く場面の効果音」のようでもある…
↓「妙な音」の正体は、うねりながら岸に打ち寄せて跳ね上がる浪だった…
↑浪の感じが平滑に写る、少し露光時間が長くなる撮影法で撮った写真でさえも、「何かうねっている」のが判る…
↓稚内港北防波堤ドームの屋蓋に当たって砕ける飛沫も、少し露光時間が長くなる撮影法で撮ると、少し幻想的に見える…
↓雲は「閉まり切らない緞帳」のような状態で空に拡がっていた…“裾”に相当する部分が朝陽の光の色に染め上げられている…
↓時々、浪が少し高く強くなっていて、「妙な音」が聞こえている…
↓朝陽が見えた!!
↑緞帳のように空を覆う雲の“裾”から朝陽が覗き、光が解き放たれ始めた…
↓稚内港北防波堤ドームの屋蓋に光が当たり始めた…
こういう具合に、何時の間にか明るくなり…暫く経つと雲が動き、空の蒼が覗いて明るい朝になって来た…
「視えない?」と思えるような雲の拡がりの下で、上る朝陽を視た…何か好運なような気がする…
posted by Charlie at 07:29|
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HDR/稚内港
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