4月29日から5月8日までの期間は、5月2日の月曜日と5月6日の金曜日という「平日2日間」を挟み込む型で、「3つのピリオドで構成されるような連休」であった。
この間…稚内では、「平日2日間」は穏やかな感じであったものの…休日相当の日は、どうしたものが「雨交じり」な感じや「風が強めで鋭く冷たい」感じが多かった。積極的に戸外に出て動き回るというような気分になれない日が多かった…
それでも5月4日には「雨ニモ負ケズ…」と稚内公園を散策したのだったが…動いたのはその程度で、他はサウナを利用してみたり、喫茶店に立ち寄ってゆったり過ごしたり、読書に興じるという、或る意味で「正しい休日」を過ごしていた…
そういうことであったが…この「連休の本当の最終」という局面に至り、何やら「好天!」という朝を迎えていた…
今朝は「やや風が強い?」という具合ではあったが、その強めな風は「多少冷たい場合も…」という程度に留まった。そして、空に殆ど雲が見当たらず、輝くような碧空が頭上に拡がっていた…
気温は…多分「プラス二桁」に届くような感じであったと思う。半袖Tシャツの上にトラックジャケットでジーンズ穿きという“部屋着”の上に裏地が無いデニムのジャケットを“風除け”に羽織って戸外に出て、何となく好い位に思えた。当初、何となくベースボールキャップも被っていたが、強風で飛ばされそうな感じだったので、持っていたトートバッグに収めてしまい、ジャケットのポケットに丸まって入っていた薄手のニットキャップを被った。本州以南では「20℃超」な気温の箇所、或いは「25℃程度」も多く、恐らく「半袖Tシャツやポロシャツ、または薄い長袖シャツ」というような出で立ちが普通で、私の今日の服装というようなものは、恐らく「晩秋??」というような感じなのかもしれない…が…これでも今日は「少し温かい…」という按配だったのである!
拙宅辺りで、そういう様子で何気なく戸外に出て…「そうだ!!」と思い付いたのは、「利尻富士の在る景色を求めてノシャップへ…」ということだった…
↓思い立って、拙宅に近い稚内駅から路線バスに乗り、ノシャップに至って視掛けた様子である…

↑実に美しい!!
正しく「碧空と蒼海の狭間に雪山」という様相!利尻富士が綺麗に視えた!!
“利尻富士”とは形状が富士山のようだということで登場した通称だが…“利尻岳”とか“利尻山”が正しい呼称だ…標高は1721mと聞く…高さを表す基準は「海面を基準とする」という“海抜”な訳だが、この山は正しく「海から突き出す」ような具合であるので、「本当に海面から図って1721m」という山だ。他の場所の“3,000m級”の山に劣らないような、厳しい環境の山であるという…
↓ノシャップ辺りで、稚内の西海岸に寄った側の海岸をゆっくりと歩いてみた…

↑「碧空と蒼海の狭間に雪山」という様相は、海岸線を少し南下することを続ける都度、少しずつ色合いが変わって、視ていて夢中になった…
↓山頂周辺に僅かに見受けられた雲だが、進む都度に散って行った…

↓ノシャップ岬辺りから日本海側に南下する辺りは、遠浅の複雑な海底地形が見受けられるようだが、沖の側では白い浪が撥ねていた…

↑何か「富士山が見える景色」を大胆なアレンジで描いた、かの葛飾北斎の画のような光景だ…
↓こういう様子を眺めながら…小一時間も海岸部を散策した…

ノシャップ岬に近い辺りから歩き始め…何時の間にか富士見地区の大きな稚内市総合体育館の建物が陸側に視える辺りに至ってしまった…体育館の傍の温泉辺りから、稚内駅周辺に向かうバスが出ていたことを思い出し、温泉辺りまで至ってバスで街へ引揚げた…
碧空の下、今日は素晴らしい風景を愉しむことが適った!!
posted by Charlie at 20:11|
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HDR/稚内
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