2015年11月04日

人吉駅の<SL人吉>―到着後の様子(2015.10.23)

総移動距離が約5,300kmに及んだ旅で、夥しい写真を撮った。それらを順次整理しながら振り返っているが、「蒸気機関車の画」というものは、殊更に「早く整理して、ゆっくり観たい!!」と思う代物な訳で、帰着後に不意に出現した祝日の日中を利用して整理をしていた…

<SL人吉>車内で、隣の席におじさんが座ったのだが…

彼は、各駅の到着時刻案内が刷られたモノを視て「人吉?こんなに時間が?」と首を捻っている。そして、「この列車…速さはどれ位でしょうかね?」と私に話し掛けて来た。「恐らく時速40km前後では?最近の電車やディーゼルカーの列車は、速めな区間で時速90km位、場合によってそれ以上も出しているように思いますから…」と応じた。おじさんは「そんな感じかもしれませんね…」と納得した風だった。

実際、乗車していて感じる“速度感”は、各地の列車のモノとやや異なる。路面電車より速く感じるが、各地の普通列車が駅間で速度を上げている場面よりは明確に遅い…大きな街で乗車するバスに一寸似ている気もしていた。そこで、おじさんに尋ねられて「時速40km前後では?」と応じたのだった。

沿線の風景をゆっくりと愉しみ、停車駅でも機関車の様子を外で眺めるなどして、列車は人吉駅に到着した…

↓凄い“存在感”だ…
'SL HITOYOSHI' at Hitoyoshi Station on OCT 23, 2015 (1)
↑人吉駅では、この<SL人吉>を迎える人や、観に来た人が大勢居た…

↓暫くの間、ホームに<SL人吉>は停車している…
'SL HITOYOSHI' at Hitoyoshi Station on OCT 23, 2015 (6)

熊本から人吉に南下して来た列車は、この後に人吉駅に近い車庫に一旦下る。そこで機関車に石炭と水を補給し、ターンテーブルで方向転換をして出発準備をし、人吉駅に登場する。そして列車は人吉から熊本に北上する…

やがて、車庫へ向かうために列車が動くので、ホームに集まって機関車を眺めている人達等に注意を喚起する案内放送が流れる…

↓こういう具合に、バック運転で車庫に向かって行く…思わず動画機能を駆使してしまった…


何かこの、バックで車庫へ向かう様子を視ていて…「ありがとう“ハチロク”…」というフレーズが頭の中に浮かんだ…

この後、<いさぶろう>、<はやとの風>と各列車を乗り継いで鹿児島へ向かったが、列車まで時間が在ったので少し駅の外で過ごし、やがて駅に戻った…

<いさぶろう>に乗車しようとホームに出てみると…

↓「あっ?!居た…」と口を突いてしまったが、機関車がホームから見える位置に在る車庫に入っている…
'SL HITOYOSHI' at Hitoyoshi Station on OCT 23, 2015 (22)

↓こういう感じも…「好いなぁ…」と暫し眺めてしまった…
'SL HITOYOSHI' at Hitoyoshi Station on OCT 23, 2015 (19)
↑白い煙に「隙間の光」が射し込んでいる…車庫の壁が左端に見えるが、石造である…

今般は<SL人吉>の席が取れて乗車出来たことが幸運だったが、運行日に好天に恵まれたのは更に善かった…非常に愉しかった!!
posted by Charlie at 06:54| Comment(0) | HDR/2015年10-11月の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

熊本駅の<SL人吉>―出発前の様子や客車内(2015.10.23)

平日のやや遅めな時間の到着限定であるという、安価な“素泊まりプラン”を提供していた熊本市内の宿で朝を迎えた。「樺太や台湾に至るまで同型機が動いていた、大正生まれの8620型が牽引」という列車、<SL人吉>への期待が高まっていたのだが、一寸戸外を伺うと、輝くような南九州の青空が拡がっていて、著しく気持ちが昂揚した。

こういう時には、著しく気持ちが逸り、目的の場所へ異常な程に早く向かってしまうことが往々にして在るのだが…宿の近所で仕入れた“おでん”を朝食に摘み、珈琲も求めて気を静めて、<SL人吉>が熊本に現れるのを「少しばかり待てば…」程度の時間帯を目掛けて出発した。

熊本駅で駅員さんに尋ねると、<SL人吉>は出発の20分程度前に現れることが判った。多少駅前の様子を伺って、それからホームへ向かうと好い程度だった…

3月から11月までの運行で、地元では「酷く特別」でもなかろうし、平日であったことから「到着を待つ」という人はそれ程多い感じはしなかった…

熊本駅の在来線は、地上部のホームと、高架部のホームが在る。<SL人吉>は高架の側に現れる…

↓熊本駅に<SL人吉>が現れる時は、こんな具合だ…デジカメの動画機能で撮ってしまった…

↑列車の後尾にディーゼル機関車を連結し、後尾から列車が牽引されて現れる…発車時には、蒸気機関車を先頭に進むようになる…ディーゼル機関車は、何時の間にか切り離され、静かにホームから出て行ってしまう…

↓列車が停止すると、機関車の見易い位置に半ば駆け足で寄ってしまった…
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (1)
↑大正生まれの機関車だが、磨き上げられてピカピカだ…

↓恐らく、石炭を加えた際に黒い煙が煙突から吐き出されるのであろう…
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (2)
↑蒸気機関車の煙は、白いモノや黒いモノが混じっていて、視る都度に様子が異なっている…

↓蒸気機関車にマッチする黒系の客車…乗降口には「ハチロク」という機関車の愛称を想起させるロゴマークも入る…
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (26)
↑古い車輌に見受けられるように、号車番号や行先表示は、「プレート(ボード)を嵌める」方式が採られている。それでも、「黒地に金文字」に揃えられている…

↓客車の中…昔の車輌を想起させる、木製風(実際には金属等の車体に板を薄くしたモノを貼るのであろう…)な感じで、クロスシート方式に座席を配している。
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (21)
↑「鉄道車輌の中」という雰囲気でもあるが、寧ろ「街の洒落たカフェ」という風でも在るように思った…

↓私が陣取ったシート…
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (22)
↑本当に、カフェやホテルのロビーで視掛けるような椅子に似た座り心地だった…

↓3輌編成で、1号車と3号車には画のような展望ラウンジが設えられている。
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (25)
↑私自身は2号車に陣取ったが、2号車には売店が在る…そうした設えであることから、3輌編成では在るが、一般的な列車よりも座席数は少なめだ…

↓次第に乗客も集まり、機関車の運転台でも準備が整って来た様子だ…
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (20)

↓発車が間近になる…車掌さんがハンドベルを鳴らしながらホームを歩き、乗客に乗車を促す…
'SL HITOYOSHI' at Kumamoto Station on OCT 23, 2015 (27)
↑やがて「発車ッ!!」と大きな掛け声が聞こえ、汽笛が鳴り、列車は進み始める…

青空の下、<SL人吉>はゆっくりと進み始める…平日とは言え、「僅かな空席」という程度で、小さな子どもの居る親子連れからお年寄りまで、幅広い層の乗客がそれぞれの想いで乗車していた…
posted by Charlie at 06:48| Comment(0) | HDR/2015年10-11月の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする