2013年09月11日

Песни о Великой Отчественной Войне(大祖国戦争期歌集)(2013.09.06)

サハリンへ出掛けて、その辺の店でCDを仕入れる…時間が許せば必ずと言ってよい程にやってしまうことなのだが…今般の“島流し”でもそれをやってしまった…

↓今般視掛けて、思わず入手したモノの一つ…
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↑勲章のようなモノが大きく描かれたジャケットが妙に目立った…

ロシアでは1941年から1945年の第二次大戦を「Великая Отчественная Война」(ヴェリーカヤ・オッチェストヴェンナヤ・ヴァイナー)と呼ぶ。「大祖国戦争」である。これは、1812年のナポレオンの侵攻を「Отчественная Война」(オッチェストヴェンナヤ・ヴァイナー)(=「祖国戦争」)と呼んでいたのに対し、「より一層大規模で苛烈だった戦い」という意味合いで出て来た表現であるようだ。

「Великая Отчественная Война」(ヴェリーカヤ・オッチェストヴェンナヤ・ヴァイナー)とロシアの人達が言う時、それは主に“独ソ戦”を指す。軍人のみならず、民間人にも夥しい犠牲が発生していて、「誰しもが一族の誰かを戦死、戦禍で失っている」という一面が在るのである。そうしたことから、ロシアの人達の多くは「先人の苦労を偲び、犠牲を悼む」という気持ちを強く持っているように見受けられる…

更に、「戦時の苦労を偲ぶ」というようなことは、私自身位の世代にもそれなりに伝えられている様子だ。過日、世代が近いロシア人の知人と話した中で偶々話題になったのだが、その方の祖母―日本流に言えば大正後期に生まれている方のようだ…―は“レニングラード封鎖”(ドイツ軍が3年近くに亘って現在のサンクトペテルブルグを攻囲したことが在った…)当時に現地に居て、食糧難で大変に苦しんだ経験を持っていることから「モノを粗末にしてはいけない!!」と厳しい一面を見せることが在ったという想い出が在るという…

というような「Великая Отчественная Война」(ヴェリーカヤ・オッチェストヴェンナヤ・ヴァイナー)の時代の歌曲等を集めた二枚組のCDが在る訳だが…

↓9月前半辺りにユジノサハリンスクを訪ねるとこの種のモノを視掛ける…
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↑「偉大な勝利を想い起こそう」というようなことが書かれている…

「Великая Отчественная Война」(ヴェリーカヤ・オッチェストヴェンナヤ・ヴァイナー)と言った場合、ロシアでは先ず“独ソ戦”なので、それが終結した5月9日が重要な記念日ということになる。他方、サハリンでは近年、“対日戦”が公式に幕を閉じたことになっている9月2日に「先人の苦労を偲び、犠牲を悼む」ということをやり始めた。このシュの動きは、この5年程に盛んになっているように見受けられる…

私が9月6日に入った店で、眼に留まり易い場所に<Песни о Великой Отчественной Войне>(大祖国戦争期歌集)を置いていたのも、「9月2日関連」であろう…

帰国・帰宅して迎えたぼんやりとした朝、このCDを聴いている。勇壮さと哀愁感とが交じったような行進曲風な作品も見受けられるが、多くは「1940年代歌謡」という具合で、「何処か懐かしい」感じもするメロディーの歌である。何れも好い!少し驚くのは…日本では何となく“民謡”的な受け止め方をされる『カチューシャ』もこの「1940年代歌謡」の範疇に数えられて、確りと収録されていたことだ…

時には、“島流し”の思い出を振り返りながら、この種の音楽を愉しむのも善いのかもしれない…
posted by Charlie at 06:41| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする