鹿児島の路面電車は、その「3輌以上」が視られるポイントが幾つか在る…鹿児島駅前では3輌が並ぶ様が頻繁に視られるが、他に郡元でも各行先の電車が4輌程度集まっている様が視られる…
↓こういう感じだ…多くの乗客は地上の横断歩道を渡って停留所に向かったり、停留所から街へ出ているが、歩道橋も設けられていて、ここが格好の観覧席だった…
![8640539298_99af63b784[1].jpg](https://mirage-hdr.up.seesaa.net/image/8640539298_99af63b7845B15D-thumbnail2.jpg)
↑少し大胆なタッチの“イラスト”風に纏めてみた…
各地の路面電車に関しては「半世紀前後頑張っている古風な外観の車輌」、「登場後20年から30年程度の数的に最も多い車輌」、「2000年頃から登場の“超低床”の車輌」という具合に、極大雑把に3つ位に分類出来るような気がしている。鹿児島が面白いのは、これらの3分類の何れもを視られると言う点である…
郡元停留所辺りの歩道橋に陣取ってみると、「登場後20年から30年程度の数的に最も多い車輌」ということになる“9505”、「半世紀前後頑張っている古風な外観の車輌」ということになる、“白くま黒豚電車”の<でんでん>こと“601”、「2000年頃から登場の“超低床”の車輌」ということになる“1013”と“7003”の4輌が視られた…
“超低床”の車輌は、低床化の工夫の一つとして「従来は床下に在った機器を天井に載せる」ということをしているのだが、こうして高い位置から“1013”を眺めると、その機器が見えて面白い…
“2系統”は郡元に着くと、“折り返し”になって鹿児島中央駅前や天文館通の辺りを経て鹿児島駅前へ向かっている。“1系統”は谷山まで南下し続けるものと、交通局前を経て高見馬場に出て鹿児島駅前へ向かうものが在るようだ…
昨年12月に「観光レトロ電車」の<かごでん>に乗車した際のガイドさんのお話しから察すると…この郡元周辺は数十年間でかなり様子が変わった地区のようだ…勿論、自身は旧いことを知る由もないのだが、現在は大きな商業施設が占めている辺りが嘗ては動物園であったという…“併用”になっている路面電車の軌道も半ば専用のような按配だったのかもしれない…
それにしても…黄色系の塗装が随分と光線に映える…