こうした状況になると、一定以上の交通量の道路では、積雪や凍結が融けて舗装が覗くようになる…そうした中、郊外の抜海(ばっかい)に出向いた…
冬季の間、抜海の漁港にはどうしたものか多数のアザラシが集まって来る…アザラシはオホーツク海側に多く、日本海側には殆ど居ないらしいのだが、近年は流氷が少なくなって移動し易くなったのか、彼らは宗谷海峡を越えて日本海岸に現れるようだ…
そんなアザラシ達だが、日本海側に在る抜海漁港周辺の居心地が好いらしく、毎年のように現れ、その数も最大事には“数百”という次元になるらしい…これを眺めに抜海漁港に立ち寄る人も在ることから、何時の頃からか“観察小屋”まで設けられるようになっている…
折角、抜海周辺に出たので抜海漁港の様子を伺った…
↓LUMIXのデジカメを駆使し、動画も撮影してみた…
↑タイトルに採用した「ネルパ」というのは、ロシア語(нерпа)で「アザラシ」を指す語である…
時間帯によって、ここで視えている様子よりも数の増減は見受けられるという。冷たい風の中で、日向ぼっこ風に横たわっていたり、頭だけ出して海水に浸かっていたり、泳ぎ回っていたりする…何か…妙に長閑だ…
↓抜海港の様子…

アザラシが何処かの河口近辺に迷い込んでいるのが見付かると、愛称が付いて見物人が繰り出すという現象が伝えられる…ここでは「毎年見受けられる当然な状況」という受け止め方になっていて、特段に騒がない…
それにしても…ある程度簡単に立ち寄ることが出来るような場所に、毎年のようにこれだけ多数のアザラシが現れるという状況…存外に貴重かもしれない…