2013年01月25日

旧門司税関(2012.12.22)

門司港駅周辺の門司港地区には、貿易港として栄えた歴史を伝える様々な建物が残っている。

↓旧門司税関の建物も、そうしたものの一つだ…
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↑貿易関連の事務を取扱った役所の庁舎だっただけに、「港を見渡す」ような塩梅の場所に佇んでいる。創建当時には無かったであろう関門橋が背後に覗く…

↓陸の側…入口側はこういう感じ…
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1909(明治42)年に門司税関が設けられ、1912(明治45)年に庁舎が建てられたという。昭和の初め頃まで、ここが庁舎として利用されていたという。利用されていた期間は20年間程度ということになるだろうか?

税関の官制が成立してから、九州の税関は“長崎税関”の下に各港の支署が設けられていたようだが、1909年に門司の支署が独立した。九州北部で興った各種の産業が盛んになり、港の貨物扱いが大きく伸びていた様子が伺える話しだ。そうした状況を背景に、門司港地区に様々な建物が登場し、それが現在も伝えられて親しまれている訳である…

1927(昭和2)年に、別な庁舎が完成して引っ越し始めたということだが、1928(昭和3)年には「税関の官制を廃止して海運局に統合」という出来事が在ったらしい。そのまま戦時下を経て、1946(昭和21)年から税関が再開され、門司税関は九州の各支署を管轄する税関となった。その後、1953(昭和28)年に至って長崎税関が独立したとのことだが、所謂“戦後復興”で各地の産業が甦り、港での貨物扱いも増えた様子が伺える。

現在の門司税関は九州の東側(長崎税関管轄地を除く福岡県、唐津市や伊万里市等佐賀県の一部、長崎県の対馬市や壱岐市、大分県、宮崎県)と山口県を管轄区域としていて、“門司港湾合同庁舎”を本拠地に、各地に支署や出張所を設けて活動中だ…

門司港の旧い庁舎だが…1994(平成6)年に北九州市によって、往時の姿をより良く伝える現在の姿に改修したらしい…現在は催し物会場、休憩所、展示スペース、展望スペース等として利用されているようだ。

歴史的な建物が多く残る門司港地区の中で、この旧門司税関は一際趣が在るように思った…
posted by Charlie at 19:08| Comment(0) | HDR/2012年12月の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする