2012年06月09日

“デスモスチルス”の化石のレプリカ(サハリン州郷土博物館)(2012.06.06)

“化石”というものは、既に地上では観ることが叶わない古生物の姿を伝えてくれるもので、特段にそういう分野に詳しい訳ではなくても、何処かに展示してあるものを眺めるのが興味深い…

↓ユジノサハリンスクのサハリン州郷土博物館にこういうものが展示されている…
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旧い哺乳類の骨格が化石化したものである。水辺に棲んでいたと考えられる“デスモスチルス”なる動物であるという。カバのような動物ということになるのか?

殆ど全部の骨が在り、“デスモスチルス”なる動物の姿を伝えてくれるこの化石だが、サハリン州郷土博物館に在るものは精巧なレプリカである…

これの“本物”(オリジナル)は、札幌の北海道大学総合博物館に在る。レプリカは、北海道とサハリン州との善隣交流に寄与すべく、北海道大学総合博物館がサハリン州郷土博物館に贈ったモノのようだ…

この化石は、樺太時代に当時の“北海道帝国大学”(現在の北海道大学の前身)の調査チームが樺太に出向いて発掘した代物である…

北海道大学総合博物館サイトに在る“データベース”に下記のような説明が記載されていた。
デスモスチルス
Desmostylus hesperus
哺乳類 MAMMALIA
産地 ロシア連邦サハリン州スミルヌィフ地区スミルヌィフ町旧気屯川支流初雪沢4号堤(樺太庁敷香郡敷香町気屯・気屯川支流初雪沢4号堤)
【旧】 樺太敷香町気屯川支流初雪沢4号提
【英】 Smirnykh, Smirnykhovsky Dist., Sakhalin Oblast, Russia
年代 新生代新第三紀中新世
地質 本斗層群内幌夾炭層

「樺太敷香町」(からふとしすかちょう)とは、現在のポロナイスクである…北緯50度線の少し南側の東海岸に在る街だ…そして「気屯」(けとん)はもう少々内陸にあたり、現在はスミルヌィフという別な町ということになっている…私自身、残念ながらポロナイスクやスミルヌィフを訪ねたことはないが…

今回、このサハリン州郷土博物館を訪ねる機会が在った。50ルーブルの入場料の他に、70ルーブルを支払って許可を受けると館内での写真撮影が許可される…
posted by Charlie at 05:00| Comment(0) | HDR/サハリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする